大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

新編集画面に関するアンケート

私自身はキーワードの編集の為にしか編集画面を必要としてはゐないけれど、どちらかを選べと言はれたら旧来のもので構はないな。管理ツールの下に編集画面があるといふ考へ方は何か違ふやうな気がするし、はてなの考へ方もさうだつたはず。とはいへ一部多数のユーザーの声に迎合するのもはてなの選んだ道だから、そこに拘る意味は全くないだらう。
話は変るが、昔「Oh! X」誌に付録としてフロッピーディスクが付いたことがある。最初は全くただファイルが詰め込まれただけで、読者が各自ディレクトリを辿つてアーカイブを拾つてこなくてはならないものだつた。勿論今みたいなGUIベースのOSでの話でなく、MS-DOSみたいなコマンドラインのシステムだぞ。それが、二回目以降はビジュアルシェル*1といふGUIを独自拡張して多少扱ひやすくしたもので扱へるやうになつた。その時に本誌に載つた記事が奮つてゐる。「これは『どうせここまで親切にしてやらないと使えないのだろう』という意思表示なので読者は「馬鹿にするな」と怒るのが正しい」とかなんとか、文言は正確ではないかもしれないがともかくそんなことが書かれてゐたのだ。
はてなは決して表向きにさういふ態度を取らないにしても、「入力支援ボタン」に象徴されるのはそれと同種の意思表示だらう。「はまぞう」や「fotolife」ボタンで実現されるはてなならではの楽しさ便利さに比べて、「入力支援ボタン」の志の低さといつたらどうだ。
やはり、ここは怒るべきところなんぢやないのか。

*1:当時のMacintoshを模倣したGUIの出来損ひ。当初X68000の売りの一つだつたが不自由すぎて誰も使はなかつた