大和但馬屋日記

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確率の問題

六台のRX-8はそれぞれ連続して三台づつ引き当てたものである。九種類の景品の中から同じものを三連続で当てる確率は、(1/9)^3=1/729である*1
実際は偏りがあるからその確率通りではないにしても、生産からオレが入手するまでの間に恣意的な操作の入る余地がないのであれば同じことだらう。
この運の皺寄せがどこに行つてるのかが気になつて仕方ないのだが。
とか言ひながら、この論理はどこか間違つてるんではないかとも思つてゐる。ならばどう間違つてゐるのか、あるいは全く正しいのかの判断が出来ないあたりがオレのゲーム脳的限界。
例へば、「RX-8の次にGT-R、そしてエスティマの順に引く確率」を定義してもそれは同じく1/729だらう。それはあくまで別々の1/9が三つある、といふ以上の意味はないのかもしれない。であれば「同じものが三連続で当つた」といふのは単なる感傷にすぎないのかもしれず。
いやいや、パチスロなどはまさにその「同種の絵柄三つ」の確率で商売してゐるわけだから、無意味ではないか。
いや待てよ、それは「試行回数が三回」と区切られてゐるから意味があるのでは? 今回のやうな十一回のチャンスの中から同じ結果が三連続した部分を恣意約に切取つて考へるのは意味がないのかも。
云々。何が正しくて何が嘘ですか。百ぢやなければ零ですか。

*1:条件として、九種類が各々同数だけ用意されてゐて、店舗への納入に偏りはないものとし、他の客の購入により数に偏りが生じてもゐないものとする