大和但馬屋日記

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「通常の三倍」が如何に有り得ないか

原えりすん氏の日記に考察があつたので、では「通常の三倍」がどの程度有り得ないことなのか考へてみた。

  • 山手線電車の営業最高速度90km/hの三倍=270km/h(「のぞみ」の速さ)
  • 昔の「ひかり」の営業最高速度210km/hの三倍=630km/h(リニアモーターカーが必要)
  • 500系「のぞみ」の営業最高速度300km/hの三倍=900km/h(リニアでも無理、といふかジェット旅客機並)
  • 零戦の巡航速度約300km/hの三倍=900km/h(プロペラ機としては有り得ない)
  • ジャンボジェットの巡航速度約1000km/hの三倍=3000km/h(マッハ3弱、戦闘機でもそんなに出さない。最も速い偵察機SR-71でもマッハ3.2)

いくらでも挙げられるな。少なくとも同じ駆動方式、まして同型機などで達成できるものではない。仮にシャア専用ザクが通常のザクの三倍の性能を有してゐたとするなら、たぶんグフやリックドムゲルググよりもまだ遥かに高性能であるはずだ。
とはいふものの、実際のところ「通常の三倍」といふのはザクが宇宙空間でホワイトベースに接近した時の速度を指してオスカだかマーカーだかのどちらかが口走つたことなので、総合性能が三倍とは誰も言つてないんだよな。公式設定ではどうなつてるのかしらないけど。
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