大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

謎蜻蛉

表郷村の八幡社にて、こんな見たことのない蜻蛉と思しき昆虫の群れが石段を占拠してゐた。漆黒の羽に青く輝く胴体がなんとも美しいが、やたら警戒心が強く、二メートル以内に近づくとひらひら飛んでまた遠巻きに止まつてしまふ。だからなかなか写真に撮れなくて往生した。
その飛び方は蜻蛉といふよりも蝶のやうで、一体これはなんといふ生き物なのだらう。今調べてみたらハグロトンボかアオハダトンボのどちらかのやうだが、自分が見たのがどちらであつたかは皆目見当がつかない。
木漏れ日の中をひらひら舞ひ飛ぶ蜻蛉の姿は美しくもあり不吉なやうでもあり。