大和但馬屋日記

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2004-07-25

[][][]第12戦ドイツGP決勝(7/25)66周天候:(晴/ドライ)

スタート直前、九番手パニスが大きく手を振ってスタートシーケンスが中断となり、レースは一周減算されて六十六周に。パニスはペナルティとして最後尾スタートとなる。せっかくのグリッドも台無し。パニスは二度目のフォーメーションラップにも加われず、ピットレーンに押されて行った。

  1. M・シューマッハー
  2. モントヤ
  3. ライコネン
  4. クルサード
  5. アロンソ
  6. トゥルーリ
  7. バリチェッロ
  8. 佐藤
  9. ピッツォニア
  10. ウェバー
  11. クリエン
  12. バトン
  13. フィジケラ
  14. ダ・マッタ
  15. マッサ
  16. パンターノ
  17. ハイドフェルト
  18. ブルーニ
  19. バウムガルトナー
  20. パニス

モントヤがスタートで失敗、アロンソがすばらしい飛出しで二番手に。BARは後方で思う様にラインが取れず、二台とも順位を下げた。そしてヘアピンではクルサードにバリチェッロが接触、バリチェッロのフロントウイングが落ちてしまった。バリチェッロはピットに戻り、燃料も補給。重めの作戦をさらに強めるか。モントヤはなんと七番手に。

ライコネンは二周目にアロンソを抜いて二番手浮上、いいペースだ。しかしマイケルも逃げる、追い切れるか。

ウェバー渋滞発生中、ピッツォニア、タク、バトンが隊列に。ウェバーの後ろがアントンというのはマズイなあ。これでは動き様がない。

十周目、アロンソピッツォニアがピットイン。さあ、タクにはチャンス到来か。マイケル、ライコネンと続々ピットイン。

十四周目、ホームストレートでライコネンのリアウイングのメインエレメントが突然吹き飛び、ダウンフォースを失ったMP4-19Bはスピン、クラッシュ。何じゃこれは。このイエローフラッグを機にバトンがピットイン、うまく順位を上げる。十八周目の順位。

  1. M・シューマッハー
  2. アロンソ
  3. クルサード
  4. モントヤ
  5. バトン
  6. トゥルーリ
  7. ウェバー
  8. フィジケラ
  9. マッサ
  10. ピッツォニア
  11. 佐藤
  12. クリエン
  13. ハイドフェルト
  14. バリチェッロ
  15. ダ・マッタ
  16. パニス
  17. バウムガルトナー
  18. ブルーニ
  19. パンターノ

ザウバー二台とハイドフェルトはまだピットインなし。

二十周目、琢磨がマッサを抜いて九番手に。次はフィジケラを仕止められるか。二十一周目、モントヤがコースからはみ出してバトンに抜かれ、五番手に。フィジケラピットイン、そしてタクはウェバーをヘアピンで抜いて八番手。そしてトゥルーリにも襲いかかるが、トゥルーリアメリカの屈辱を思い出したか、そう簡単には抜かせない。

二十七周目、二、三、四コーナーでミスをしたトゥルーリをタクが捕え、ヘアピンの手前でこれをパス。ウェバーもヘアピンで空いたラインに飛込んでトゥルーリの前に出た。すごい面白い。

三回ストップ勢が続々二度目のピットインを行う中、三十二周目にタクが単独スピン。うまく立て直したが、ウェバーには抜かれて順位を落とす。

三十四周目、トップ走行中のバトンが二度目のピットイン。アロンソとのタイム差が気になるが、BARのピットはよい仕事をした。しかしわずかに及ばず三番手で復帰。バトンはヘアピンで周回遅れを絡めてバトルを仕掛けるが失敗、そして次の周のヘアピン(六コーナー)でも仕掛けて八コーナーまでサイドバイサイドとなるが、さすがにアロンソもしぶとい。それにしても今日はBARがスペクタクルだ。

四十周目、ダ・マッタの左リアタイヤがバーストしてスピンアウト、リタイアとなった。四十三周目の順位。

  1. M・シューマッハー
  2. アロンソ
  3. バトン
  4. クルサード
  5. モントヤ
  6. ウェバー
  7. 佐藤
  8. フィジケラ
  9. ピッツォニア
  10. クリエン
  11. バリチェッロ
  12. トゥルーリ
  13. マッサ
  14. パニス
  15. パンターノ
  16. ハイドフェルト
  17. バウムガルトナー
  18. ブルーニ

四十六周目、ウェバーがピットイン。タクがこれをひっくり返せるか。バトンもタクも十四秒台でペースを上げる、しかしタクはピットインでウェバーの前には出られなかった。仕方ない、自力で取り返せ。

五十周目、バトンがピットイン。アロンソと‥‥以下先程と同じ。またバトル合戦の始まりだ。五十二周目のヘアピンで交錯した二台、八コーナーでバトンがアロンソを抜いて決着がついた。バトンはバイザーを左手で押えながらの走行。大変だこりゃ。

アロンソはラップタイムが急激に落ちた。クルサードに間を詰められたが、何とかタイムは回復したようだ。

六十二周目、タクがピッツォニアに抜かれて八番手に。むー。

レースはマイケルが難なく優勝、バトン二位、アロンソ三位、クルサード、モントヤ、ウェバー、ピッツォニア、琢磨までが入賞。完走は十七台だった。バリチェッロはフィニッシュラインを跨いだところで左リアタイヤがバースト。危ないところだった。

今季、すべてのレースで流れているイタリア国歌。そろそろイギリス国歌とか、君が代とかも聴きたいなーと思う。ブラジルでもいいけど、十二位に甘んじてる場合とちゃうで。

次は恐らく酷暑のハンガロリンク。三週間後なので注意。

2004年第12戦 ドイツGP決勝結果

順位 ドライバー チーム タイヤ タイム/周回
1 M・シューマッハー フェラーリ BS 1h23'54.848
2 J・バトン BARホンダ Mi +0'08.388
3 F・アロンソ ルノー Mi +0'16.351
4 D・クルサード マクラーレンメルセデス Mi +0'19.231
5 J・P・モントヤ ウィリアムズBMW Mi +0'23.055
6 M・ウェバー ジャガーコスワース Mi +0'41.108
7 A・ピッツォニア ウィリアムズBMW Mi +0'41.956
8 佐藤琢磨 BARホンダ Mi +0'46.842
9 G・フィジケラ ザウバーペトロナス BS +1'07.102
10 C・クリエン ジャガーコスワース Mi +1'08.578
11 J・トゥルーリ ルノー Mi +1'10.258
12 R・バリチェッロ フェラーリ BS +1'13.252
13 F・マッサ ザウバーペトロナス BS +1LAP
14 O・パニス トヨタ Mi +1LAP
15 G・パンターノ ジョーダンフォード BS +3LAPS
16 Z・バウムガルトナー ミナルディコスワース BS +4LAPS
17 G・ブルーニ ミナルディコスワース BS +4LAPS
R N・ハイドフェルト ジョーダンフォード BS 42LAPS
R C・ダ・マッタ トヨタ Mi 38LAPS
R K・ライコネン マクラーレンメルセデス Mi 13LAPS