機動戦士ガンダムI
ANIMAXで劇場版のIを放送。「どうせ」と思つて期待もしてゐなかつたが、観てビックリ。本物だ! サウンドリニューアル版ぢやないよ!
関節がギュインギュイン鳴つて、ビームサーベルはカカカカココココとザクを斬り裂き、ビームライフルはエヘェーン‥‥と空を貫く。かうでなくては。
‥‥と思ひつつ、トミノ監督がリニューアルしたくなつた理由も理解してしまつた。あちこちで編集の粗が耳につき、さすがに70年代臭を悪い意味でも感じてしまふ。「長篇劇場映画ウルトラマン」と同様の辛さがあり、当時の思ひ出フィルタリングがない人間には向かないのだ。せめて当時からIII並のグレードアップが為されてゐれば、二十年も経つてから全然違ふ音効を当てられずに済んだものを。
音を昔のままリマスタリングだけ行つてDVD化できんものかなう。いつまでも待つてるよ。