大和但馬屋日記

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かごめ

言葉の指す実態とはかけ離れながら,なほ人口に膾炙する言葉としてこれほどのものはさうないのではないかと思つた。鳥の「かもめ」と本当に区別がついてゐない人も多さうだし,「かごめかごめ」の唄や「カゴメケチャップ」がある限り人はその言葉の存在を忘れない。しかし,辞書的な意味で使はれることは,この先滅多になささうだ。
籠目と間違はれたり,鴎などといふ存在し得ない漢字に書き換へられたり,カモメはつくづく不憫である。

おまけ

カゴメ株式会社の由来。へ‥‥へ‥‥へっくしょん。