大和但馬屋日記

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一連の報道記事を読んで,腹が立つよりも先に妙に納得してしまつた。ああ,いかにも読売体質やな,と。といふのも,最近この本を読んだからだ。

渡邉恒雄 メディアと権力(魚住昭,講談社,ISBN:4062098199)

自分が読んだのは文庫版だが,上記リンクは単行本の方である。
会社として,一番でなくては気が済まない。内容よりも勢力争ひ重視。かういふことは,えてしてステレオタイプな批判ともなりかねないが,今回の様に見事にそれを体現してくれると「ああやつぱり」と安心さへしてしまふな。同書にある「読売新聞一千万部」のカラクリも,呆れ果てる以外にない。
ナベツネ-氏家ラインのすることなんて,まあそんなもんだ。先日老醜をみせた中曽根元首相もまたナベツネ影響下の人間なのだと知り,何だか眩暈がした。


‥‥などと好きなことを書いておいてこんなことを言ふのもアレだが,ナベツネ絡みのキーワードの解説文まで同じ様な論調なのは感心しないな。悪態吐くなら自分のスペースでやれよ。さう思つたので,見苦しい部分はコメントアウトにした。