大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

噛みしめる喜び

先週、ビデオの予約を忘れて鈴鹿に行つたため、昨日今日とスカパーの再放送で初めて日本GPのテレビ放送を見た。はわわわ、こんなことがあつたのか‥‥みたいな点がいくつもあるが、中でもスタート直後からモントヤがオイル噴いてたとはね。


それにしても、本当にイタリア人は自分とこの国歌が好きさうだ。胸に手を当ててじつとブラジル国歌を聴き入るバリチェッロにも胸を打つが、イタリア国歌に切換つた瞬間フェラーリのクルーから「ウォォッ!」と歓声が起り、最後まで斉唱。
もちろん国歌そのものが好きかどうかでなく、喜びを爆発させる道具として作用してるにすぎないんだけど、日本人が、日本のチームが勝つた時に屈託なくかういふことができるんだらうか。あの楽しさうなフェラーリのクルーを見て気持悪いとか危険とか思ふのだらうか、「ぷちナショナリズム」などと言ふバカどもは。
レース前の式典での「君が代」はバイオリンによるアレンジしすぎの変な曲だつた。普通の演奏なら起立・脱帽も素直にできるのに、奏者の個性が先に立つては奏者に脱帽してゐるかの様で不愉快だつた。いつぞやのKeikoだとかB'zのギタリストほどひどくはなかつたにしても。
何をするにしても屈折してしまふ我が国の状況は気持悪い。日の丸振るだけでナショナリズム云々と揶揄されるんだぜ。
フェラーリだつて、普段かかるのはドイツ国歌+イタリア国歌。戦敗国なのは同じなのに、この違ひときたら。