大和但馬屋日記

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変る季節

十月になつて,いろいろ変つたことがあるやうだ。

大阪丸ビルの電光掲示板が営業終了

大阪の丸ビルは東京のそれと違ひ,本当に円筒形をしてゐる。その天辺にあつた電光掲示板はかつては大阪駅のホームからもよく見えて,キタに欠かせない風景のひとつだつたものだが,駅ビルができたり周囲に高いビルが建つてとつくに見えなくなつてゐた。何年も前にその使命は終つてゐたのだらう。
夕方六時のニュース番組「たいむ6」は丸ビルの掲示板に番組ロゴが映される映像で始まつてゐたつけ。
とかなんとか,感慨深い。

新幹線の大幅ダイヤ改正

品川駅開業に伴つて「のぞみ」中心のダイヤになり,「ひかり」の本数が半減した上に博多までの直通便が姿を消すといふ,あからさまに飛行機への対抗策を前面に打ち出した内容となつた。しかし,それで利便性を失ふことになつてゐやしまいか? 追ひ追ひ検証されることだらう。
鈴鹿観戦の帰りの切符を取るときに,オレも煽りを喰つてしまつた。希望より遅めの「ひかり」をなんとか確保した後で,「さうか,もう『ひかり』に拘るなといふことか」と気付いた。しかし確実に料金は割増になるわけで,その分の見返りが得られるとは思へない。「のぞみ」料金を払ふのは,その必要があるときだけだつたからだ。いくら「のぞみ」に自由席が設定されたとはいへ,予約客を重視する姿勢もまた利便性に反してゐる気がする。帰省ラッシュ時など,新幹線を利用したくてもできない人が増えるのではなからうか。
オレはかつての大垣夜行が「ムーンライトながら」になり指定席化されたことを改悪だと思ふ。今回の新幹線のことも,夏に体験した新快速のことも含めて,JR東海の方針には納得いかないことが多い。