大和但馬屋日記

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帰省二日目

223系新快速

京阪で香里園から淀屋橋、さらに地下鉄で新大阪へ。梅田にしないのは西へ向ふ新快速にうまく乗るための生活の知恵。
寝屋川車庫では3000系と1900系特急色編成がともに休んでゐた。横で子供が「新型の青い10000系が二つあつた!」とはしやいでゐたがオレは気付きもしなかつた。目には見たいものしか見えないものだなあ。

列車は少し遅れ気味。大阪駅の隣の番線には485系国鉄色両端ボンネット型の団臨が停車してゐる。間違ひなく甲子園の応援列車だらう。西日本では国鉄色の485は珍しくないが、両ボンネットはさすがに貴重かな。
なんと、姫路からは三原行普通なんてものが出てゐる。いかん、これでは便利すぎるではないか。相生-岡山間の地獄の乗継を期待してたのに。ていふか1900時に笠岡にゐれば良いので時間が余りすぎる。といふことで一計を案じた。

未乗の赤穂線を一発走破。105系なんて久しぶりやな。
赤穂線難読駅名の宝庫としても有名。

  1. 坂越
  2. 日生
  3. 天和
  4. 伊部
  5. 香登
  6. 邑久
  7. 大富

地元民以外で全部を正しく読める人は鉄ヲタに違ひない。

序でに吉備線を走破。備前一宮、備中高松と歴史的な地名が続く。このキハ40はロングシート化されてゐるが、構造上車輌両端部にしかドアがないので、17mほどにもなるロングシートが寝そべつてゐる。名は体を表す。二人分しか坐れないのは今後ショートシートと呼ばう。

岡山周辺未踏路線完乗計画*1三つ目。本当に思ひ付きだけで行動してゐるオレ。これも一人旅なればこそ。一応福塩線山陽線上りの時刻は調べたので大丈夫だ。
総社から次の清音*2までは伯備線を走る。ここからいよいよ井原線。駅名に「吉備真備」なんてのがある。それはいくらなんでも‥‥と思つたら、この辺を「真備(まび)」といふらしい。駅名の方は人名の「まきび」。次の「備中呉妹」も変つた駅名。読めますか?
路線が全線単線でトンネル以外は殆ど高架といふ造りはいかにも現代風。「電車でGo!2」でしか知らないがほくほく線とよく似た印象だ。こちらは非電化だけどね。
井原。かつてここと笠岡の間に井笠鉄道といふ軽便鉄道があつた*3。井原に線路が通つたのは何年ぶりのことだつたのか。

ここで塩町方面に乗つたら神だが、さすがにそんな時間はない。大人しく福山へ戻る。神辺の次は横尾。ここで無賃乗車することを(略

先に20分遅れの快速「サンライナー」が入つて来たが、定刻通りの普通電車を先に出すとのことでそちらに乗車。オレの心の電車である117系に乗りたかつたが、あまりゆつくりもしてゐられない。笠岡に着けば、二日間にわたる無計画な帰省旅行も終りだ。

*1:つふかただの行当り場当り

*2:もしかして某岡山周辺ハーレムアニメのキャラの名はここから?

*3:バス会社として現存する