大和但馬屋日記

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混まないために

にゃぎ〜さんの意見を取り違へてしまつたが、対象が変るだけで問題としてゐることは似てゐるだらう、といふことでさらに考へてみる。

ああ、それと行政の行為に費用対効果を持ち出すのは必ずしも真ではないかと。ある意味儲からない事だから行政がやるわけだし。

行政の施策がコストだけで計られるべきでないといふ意見にはもちろん賛成。要は、コストを度外視してまで実施する必要のあることなのか、それを考へなくてはならない。さういふことなのだと思ふ。にゃぎ〜さん自身がフォローされてゐる通りですね。
ロンドンは自動車の乗り入れの規制に踏み切つた。さうする必要があるだけの深刻な問題があるのだ。しかし、代りを任ふべき地下鉄の輸送力不足が指摘されてゐる。
東京だとどうか。そもそも、自動車を減らすだけで問題は解決するのか。人が多すぎるのが問題の根本ならば、人が集まることを抑止するほかない。となると首都機能の移転が話題にのぼるが、これはほかならぬ都が強硬に反対してゐる。そもそも集まる人々に「来るな」とは言へないし、言はれたらオレも出て行かなくてはならないクチだ。などなど。
新聞記事の数行だけでは、ロンドンの事情は分からない。しかし交通インフラの一つを規制したくらゐで、何かが良くなるとも思へないのだ。


とりあえづ大久保通りとか早稲田通りとか試験的にでもいいから導入して欲しい

早稲田通りはともかく、早大通りなら日曜日は歩行者天国になりますよ。さういふ問題ではないですが。
東京に自動車が多すぎると思ふのは以前と変らず。しかし、全体数を減らす施策を取らない限り問題は解決しないし、無駄にコストが嵩んで税金が上がると困るなあ、といふのが正直なところ。もちろん、試験導入はあつてもよろしいかと。
あと、「とりあへず」に直したくてうずうず。