■ [GP][2006][china]2006年第16戦中国GP決勝
誰だよドライなんて言ったのは。
- アロンソ
- フィジケラ
- バリチェッロ
- バトン
- ライコネン
- M・シューマッハー
- デ・ラ・ロサ
- ハイドフエルト
- クビサ
- ドーンボス
- スピード
- クルサード
- リウッツィ
- ウェバー
- ロズベルグ
- R・シューマッハー
- トゥルーリ
- モンテイロ
- 山本
- マッサ
- 佐藤
- アルバース
アルバースは車検の信号無視のためペナルティで最後尾送りに。
スタート、ライコネンが巧い。一コーナーでホンダ勢のアウト側に並びかかり、間に割って入った。ホンダは順位が逆転。一コーナーでバリチェッロはライコネンとバトンに両側から抜かれてヒヤヒヤもの。後方で何かあったのか、クビサが順位を落しドーンボスがピットイン。
ライコネンはバックストレートでバトンも抜いて三番手に浮上。
- アロンソ
- フィジケラ
- ライコネン
- バトン
- バリチェッロ
- M・シューマッハー
- デ・ラ・ロサ
- スピード
- ハイドフエルト
- リウッツィ
- クルサード
- ウェバー
- ロズベルグ
- クビサ
- トゥルーリ
- R・シューマッハー
- マッサ
- 山本
- 佐藤
- モンテイロ
- アルバース
- ドーンボス
クビサは順位をモリモリ上げている。頼もしい。アロンソは一人で逃げの体勢に。フィジコ以下を千切り始めた。
九周目にマイケルがバリチェッロを抜いて五番手に。自己ベスト連発でタイムがルノーと遜色なくなってきた。
- アロンソ
- フィジケラ
- ライコネン
- バトン
- M・シューマッハー
- バリチェッロ
- デ・ラ・ロサ
- ハイドフエルト
- スピード
- ウェバー
- リウッツィ
- クビサ
- クルサード
- マッサ
- ロズベルグ
- トゥルーリ
- R・シューマッハー
- 山本
- 佐藤
- ドーンボス
- モンテイロ
- アルバース
十二周目、ライコネンがフィジコを抜いて二番手。そして十三周目、マイケルが四番手に。コンディションは完全にブリヂストン向きか。
十六周目、バトンがピットイン。タイヤはウェットのまま。アロンソが一コーナーでコースを外した。タイヤバトルの始まりだ。ライコネンがピットイン、しかしタイヤは換えない。ええーっ!?
ああ、昨日予選でフェラーリがエクストリームを使ったのがこういうところで効いてくるわけか。
十八周目、バリチェッロとデ・ラ・ロサがピットイン。バリチェッロもタイヤ交換なし。
マイケルのペースがコース上最速になってきた。フィジコとの差は既に一秒以内。
二十周目、ライコネンがスローダウンしてリタイア。またかい‥‥これが本レース最初のリタイアとなる。
- アロンソ
- フィジケラ
- M・シューマッハー
- ハイドフエルト
- ウェバー
- バリチェッロ
- デ・ラ・ロサ
- クビサ
- バトン
- マッサ
- スピード
- クルサード
- リウッツィ
- ロズベルグ
- トゥルーリ
- R・シューマッハー
- ドーンボス
- 佐藤
- モンテイロ
- アルバース
- 山本
二十二周目、マイケルがピットイン。タイヤ交換なし。これを見てアロンソがピットイン、タイヤは交換した。この間にフィジコがいいタイムを出している。いいサポートだ。そしてクビサがファステストを記録。すごいな。
フィジコピットイン、マイケルの前はキープ。タイヤは換えないが左フロントがツルツル。大丈夫なのかこれ。
BMW勢がファステストを連続で塗り変える。速い速い。
二十五周目、クビサがピットイン。ドライタイヤのギャンブルに出た。さすがに早すぎたか、あちこちで滑りまくる。うわー。やっぱダメだ、ウェットに戻した。しかしこれもズル剥け。
二十七周目、アロンソのペースがいきなり三秒落ちた。セクター毎に一秒づつ遅い、メカニカルトラブルか。三周続けて四十七秒台、すでにフィジコとマイケルが追いついて三台のテールトゥノーズに。二十九周目、ロングストレートで一旦フィジコが前に。しかしヘアピンから最終コーナーでまたアロンソを前に出す。タイヤが辛いのをチームプレーでカバーということか。三十周目、フィジコが再び前に出た。
そして一コーナーから三コーナーの渦巻きでマイケルがアロンソを抜いて二番手に。
フェラーリのクルーが空を窺う。まだまだ状況は予断を許さない。
三十四周目、ロズベルグがドライに換えてピットイン、しかしその瞬間の車載カメラに水滴が。おやおや? バトンもドライに交換。ウェバーとマッサも続き、やはりドライへ。そして三十六周目にアロンソもピットへ入りドライに換えた、しかし右リアの作業にに遅れが出て大幅タイムロス。六番手に復帰は痛い。
一時逃げに入っていたフィジコのペースが少し落ちてマイケルとの差がなくなってきた。
十六番手ラルフがファステスト。まだタイムはウェットの方が速い、しかし流れは確実にドライへ向いている。
三十九周目、フェラーリピットが動いた‥‥けど戻った。四十一周目、改めてマイケルがピットイン。当然ドライに。ハイドフェルトもピットインしてアロンソが三番手に。四十二周目、首位フィジコがピットイン。一コーナーでマイケルがあっさりこれを抜いて首位逆転。おおおー。これは凄いわ。
最後のスティント、アロンソはファステストを更新しながら猛追する。どこまで追い切れるか。
四十六周目、マッサがクルサードを抜こうとして接触、リタイア。フィジコとアロンソの差はほぼなくなって来た。四十九周目、アロンソが二番手に。
五十一周目、ラルフがピットでリタイア。トヨタ全滅。そして、雨が来た。
残り五周。どうなる? どうする? ドキドキだ。
マイケルの背後にアロンソが見えてきた。スタンドの観客も傘を差している。もう我慢勝負の領域で、レースは最終ラップへ。スピンだけはだめだ。最後はタイムを気にしない慎重な走りでチェッカーを受け、見事に優勝。ピットのトラブルの不運を気合で挽回したアロンソが二位、立派な走りだった。三位フィジケラ、四位バトン、五位デ・ラ・ロサは最後のヘアピンで漁夫の利を得た。六位バリチェッロがカササギ、七位ハイドフェルトが貝といったところか。八位ウェバーまでが入賞、佐藤はスピードを抑えて十四位。完走十七台、山本も初完走を果した。最後の五位-七位のヘアピンでのトラブルには審議がかけられている。
アロンソとマイケルのポイント差はついにゼロとなった。イタリア国歌を聴くくマイケルの表情が何とも言えない。
表彰台から下のチームクルーにシャンパンボトルを落すアロンソ、しかしルノースタッフはこれを受け損って割ってしまった。これを見てマイケルも真似をし、フェラーリスタッフは見事にキャッチしてガッツポーズ。まるで今回のレースを象徴している様な出来事だった。
ともあれ最高の形で迎える鈴鹿、もちろん金曜から全てを目に焼付けてくるつもりだ。したがって次戦の更新はない。それぞれに、最高の日本GPが訪れますように。