大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

OSを入れてまずインストールする10のアプリ

どこかの界隈でこんなネタが流行つてゐる時にまさか自分がそれを実践する羽目になるとは思ひませんでしたとも、ええ。
ちふわけで折角だからタブレットPCに入れた十個。リカバリしたら既に入つてゐるものは省く。でもつて順不同。Windowsアップデートもとりあへず除外する。

Alias Sketchbook Pro
何は無くともこれがないと死ぬ。巨大な画像でも動作は軽快、機能選択はほぼ全てワンストローク、強力なレイヤー機能、ファイル管理を意識しないで書き散らかせる気持ちよさ。唯一コピー&ペーストの仕様が嫌がらせに等しいのは、つまりさういふ風には使ふなといふことだらう。
紙2001
はてなダイアリー」の執筆を筆頭に、ちよつとした覚書やら何やら、テキストデータはほぼこれで生成してゐる。これまたファイル管理を意識せず書き散らかせるのがいい。この感覚はAlias Sketchbookにも通じる。時々つまらない操作で落ちるのが難点。
TepaEditor
紙2001だとEUC-JPのファイルが文字化けして読めないので、最終的なHTML編集にはこれを使ふ。最近はほぼF1ページ更新専用だな。
FFFTP
これもF1ページ更新用。
nPOPQ
メールクライアントはこれ。メール送受信ソフトといふより、直接メールサーバを覗き込むようなイメージ。ウイルスメールなども、自分のマシンに取込む前にメールサーバから抹消できる。メールソフトとしては機能豊富とは言へないけれど、最低限必要な機能は揃つてゐるし、何より余計なことを一切しないからセキュリティ面での安心感が高い。これの御蔭か今のところウイルス感染知らず。だからこそ今回のトラブルが愚かしい‥‥
Opera
WEBの巡回はほぼこれのみ。他のはレンダリングの確認が必要にならない限りインストールもしない。なほ、基本的にベータ版は使はないことにしてゐる。
かちゅ〜しゃ
といふかkage。かういふものを使つてゐるといかにも2ちゃんねらつぽいけれど、むしろ普通のブラウザで2chを見る方が中毒性が高いと思ふのだな。適当に板を巡回してスレッドを探索するのは数ヶ月に一度くらゐで、普段は決まつたスレしか見ないからかういふツールで効率的に回りたいのだ。どつぷり填らないための専用ツールといふ選択もあるといふこと。
IP Messenger
職場でのメッセージのやり取り用。七年前から定番化してしまつてるなあ。閉じたネットワークの中で使ふなら必要十分。
Winamp
メディア再生ソフトには特に拘らないけれど、まあ何となくこれ。Realはなんか押付けがましいし、メディアプレーヤーはうまく再生できないデータがたまにあるし、とかいふくらゐの理由付けはあるかな。
10:27+09:00">六角大王Super:タブレットPCでは重くてほとんど使ひ物にもならないけど、何となく縁起ものとして。これさへ軽快に動いてくれたら、SS3500にはハードウェアとして何の不満もないのだけどなあ。しまつた、これは次点行きだ。
+Lhaca
これがないといろいろ困るからね。

ま、だいたいこんなところで。タブレットPCであるからして、IMEなんかデフォルトのままで一向に構はない。一年使つても、ほとんど辞書は育つてなかつたもんなあ。


キーワードになつてたのね、つか似た様なのが二つあるけど違ひがよく分かりませんヌ。

もつとリカバリ

ただひたすら大変。
事の始まりは、職場のマシンが皆Netskyに感染したといふ勘違ひから。生半可な知識と思ひ込みでネットを調べ回つた挙句、消してはいけないレジストリの値を消してしまつた。このために自分のタブレットPCを含む三台が起動しなくなつたが、すぐに誤りに気が付いて、Windows2000で動いてゐるデスクトップ機はOSのCD-ROMから「Windowsの修復」機能で元に戻した。
問題はタブレットPCである。DynabookSS3500にはそもそもHDD以外のドライブが一切付いてゐない。別売のCD-ROMドライブを入手しなくてはならず、これは直ちに購入した。
次に、このマシンは普通のWindowsではなく、WindowsXP TabletPC Editionといふ特殊なOSで動いてをり、これは単品のパッケージとしては存在しない。再インストールするには本体付属のリカバリCDを使用するしかないが、これはHDDをフォーマットして本体購入時の状態に書き戻すものだから全てのデータが失はれてしまふ。となると当然、過去一年余のあらゆる蓄積がパァとなる。仕事関係のデータは別にバックアップを取つてゐるし、最も蓄積されたWEB関係のデータはまたサーバから落せば良いが、デジカメ画像が失はれるのは困る。昨年末に一度CDに焼いてゐるのでそこまでの画像は大丈夫としても、それからの半年分が無くなるのは痛い。また、メールがすべて消えてしまふのも困る。そして何より、AliasSketchbookProのシリアルキーが無くなつてしまふ。これは命に関るほど痛い。オンラインで購入したから、シリアルキーをマシン外部に残してゐなかつたのだ。
困り果てて一計を案じた。まづ、全く同機種のid:usui_soupさんのマシンで起動用ディスクの作成を試みたが、これはリカバリCDを外部ドライブでブートするのに必要なフロッピーディスクを作成するためのもので、普通にブートできるドライブを購入したので意味がなかつた。
仕方なく、転がつてゐたWindowsXP HomeEditionのディスクでXPのコア部分の修復を試みた。上手くいくかに思へたが、途中でAdminのパスワードの入力を求められ、ここで思ひあたるものを何度入力しても撥ねられるのでこの方法も断念。仕方なく、同じディスクでWindowsの再インストールをしてみた。
とりあへず普通にインストールが終り(しかしXPのインストールは腹立たしいこと甚しいな)、SS3500はただのDynabookとして蘇つた。当然タブレットは使へない。幸ひ、データはすべて無事だつた。
しかし、このデータを退避しようにも、ネットワークアダプタを認識しなくて困つた。ここが汎用品のOSの辛いところで、ノートPCに内蔵されたハードのドライバなどは当然用意されてゐない。だからノートPC用のWindowsはいちいちカスタムバージョンになつてしまふのだ。昔使つてゐたPCMCIAのLANカードを使へば良いことではあるが、今すぐ手許にない。幸ひ買つてきた外付ドライブがCD-Rの焼けるコンボドライブなので、早速これでせつせとバックアップを取ることになつた。
必要と思はれるデータはすべてバックアップを取つたので(10GBを超えるMP3データは泣く泣く諦めた。rushtetsuさんの忠告を聞いておけばよかつた)、改めてリカバリCDをセット。一からのクリーンインストールを行つてゐるのが今の状況だ。
教訓。ウイルスの処理は慎重に(今回はそもそも感染すらしてゐなかつた)。そして、バックアップはこまめに。当り前すぎて書くのもアホらしいが、当り前のことをやらないのが人間といふものである。と一般論に敷衍してみる。ともかくも、しなくていい苦労をしてしまふ羽目になつたことを深く後悔。