大和但馬屋日記

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アメリカGP豫選・決勝

朝四時から始まる筈だつたアメリカGP豫選、早起きして待つてゐたら六時からになつてゐた。いつ變つたのか知らないが、FP3の後に確認した筈の録畫豫約の番組表も勝手にキャンセルされてゐたので直前だつたのだらう。寝過してゐたら見逃すところだつた。
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豫選結果。やたらピンクづいてゐるのはフォースインディア應援キャンペーンといふ訣ではなくて、乳癌の早期發見を促す啓發運動「ピンクリボンキャンペーン」への賛同といふ意味ださうだ。すべてのF1マシンにもピンクのマーキングがあり、ピットレーンの帶のペイントまでがピンク色。ウルトラソフトタイヤのマーキングまでがピンクである爲、こんな色のリザルト表になつた次第。
そして一日過ぎてまた朝の四時(日付は月曜)、こちら日本は颱風で窓の外が騒がしいがスカパーの電波は生きてゐる。
そんな中で決勝スタート。ベッテルが一コーナーで前に出てちよつと期待したけど六周目にハミルトンに拔かれた。ヒュルケンベルクが二周でリタイア。そんなにピンクのマシンには乘リたくないのか*1
リキアルドがトラブルでリタイアする一方で、フェルスタッペンは十六番手スタートから一時的に首位に立つ力走。
日本GPの後トロロッソからルノーに移籍したばかりのサインツが九番手に浮上。移籍先ですぐに活躍してみせる役者つぷりは偉い。更にサインツはフォースインディアにも迫つてペレスを喰つた。ルノーつてこんなに速かつたつけ?
アロンソはまたリタイア、はいはい。
二番手を走つてゐたボッタスはタイヤに限界が見えて次々に順位を失ひ、殘り三周のタイミングで手後れすぎるタイヤ交換。この間にライコネンの助けも借りてベッテルが二位に上り、ハミルトン優勝の影でチャンピオンに一縷の望みを繋いだ。
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フェルスタッペンにはコース外の追抜きで五秒のペナルティが付加され、ライコネンに三位を譲る破目に。
表彰式にはビル・クリントン元大統領とウサイン・ボルト氏が登壇。ボルトはインタビュアーも擔當したが、あまりの巨軀に驚いた。ボディウムの上のハミルトンと頭の高さが同じ。今まで氣にしたことなかつたけどハミルトンつて随分小柄なのだな。


スケール感がをかしい。
二人でライトニング・ボルトのポーズ。二人共樂しさうで何より。
F1の興業主が米國企業に移つて最初のアメリカグランプリとのことで、いつもと違つたアメリカナイズされた演出が隨所に見られた。現地での舊來の關係者の反應は必ずしも好評ではなかつた樣だけれども、さりとて今までが特別「良かつた」訣でもないから、これはこれでアリなのかなあと思つたよ。

*1:シーズン前の放言を根に持つてる