大和但馬屋日記

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二十世紀中年

ニンテンドースイッチ用「ワンダーボーイドラゴンの罠」。「ワンダーボーイ」シリーズは何やかやとややこしいシリーズになつてゐて、アーケードの「ワンダーボーイ*1」、「ワンダーボーイIIモンスターランド*2」、「ワンダーボーイIIIモンスターレアー」までは把握してゐた。個人的に面白く遊べるのは「モンスターレアー」だけだな。で、「モンスターランド」の移植版「モンスターワールド」の派生の系譜で家庭用に色々あつて、「ドラゴンの罠」もその中の一つらしいのだけど今まで存在を知らなかつた。調べたら国内未發賣とあつて、それは知らんですわ流石に。この「ドラゴンの罠」も「ワンダーボーイIII」を名乘つてゐて「モンスターレアー」と被つてゐるのでややこしいことこの上ない。ゲーム内容は全く別で、どこにも關連は見出せないのだ。
ともあれ遊び始めたら、お金を稼いで買ひ物するアクションRPGだつたのでいきなり氣分が疲れた。「神巫女」の後だけにアクションゲームは三十分でクリアできるくらゐで丁度いいしそもそもRPGなんて三十秒でクリアできるだらう「勇者30」的に、といふ氣分なのだ。
ボタン一つで一九八九年當時のマスターシステムの畫面と今時のFlashゲーム風畫面を任意に切換へられるのは凄いが、XBOX360の「R-TYPE」で2Dのドット繪と3Dポリゴンのリアルタイム切換へを見た時程の驚きはなかつた。XBOX ONEの「ボコスカウォーズ2」にも同じグラフィック切換へギミックがあるが、あれは今風の繪も昔風のドットも汚なくて別の驚きがあつた。
この「ドラゴンの罠」はオリジナルが好きで堪らないどこかの國のファンが情熱でもって復刻したみたいな話らしいので、さうするに値する面白さがあるのだらう。「ガーディック外傳」を夢中で遊んでゐた頃の頭に戻つて遊んでみよう。

*1:高橋名人の冒険島として有名

*2:ビックリマンワールドとして有名