大和但馬屋日記

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博多驛前で巨大な陷沒事故。穴の開き方は想像を絶するが、道路に接するビル建物が見たところ何の影響もなく立つてゐられることにも驚いた。元より脆弱な地盤故に、かなりの深さまで杭を打つて基礎を固めたものらしい。不十分な基礎工事で建物の傾斜が發覺することもある昨今だけに、建物の施工がきちんとしてゐたことが証明されたのは不幸中の幸ひといふべきか。
それにしても、これ程までに地下に空洞が生ずる様な土地に地下鐵を通さうなんて、無謀といふ他はないと思ふのだが。色々調べてみると博多界隈はもともと河川の中洲で(そのまま中洲といふ街があるよな、さういへば)、地盤の相当に弱いところらしい。
同樣の地質の廣島が地下鐵には興味も示さず路面電車を發達させたのは當然の成行きだつたといふことか。街作りつて一筋繩では行かないものだね。