大和但馬屋日記

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データなし

呑み。あまり呑んでない。しかし猛烈に眠い。眠い頭で書き殴る。
「音楽に政治を持ち込むな」だの「すべての音楽は本来反体制的なものだ」だのネットにオモシロ言説が溢れてゐる。音楽それ自体は無色なので関はる人間の手から写つた色が見える。音楽に反体制を見出すのはその人が反体制気取りで生きてゐるといふだけのこと。他のあらゆる色も然り。一方で音楽は性質上強力な同調性を持つので、そこに色を乗せれば簡単に洗脳装置となり得る。
だから、音楽に乗つたあらゆる色から自由で居たいと思ふのも一つの在り方だし、むしろ音楽の帯びるであらうメッセージ性を全否定してこそ「反体制」といふものだ。さういふ考へ方に立てば、フジロックなるイべントの様な場所には一歩も近付く必要はないし、フジロックの在り方にケチをつける必要もない。
人は「シオカラ節」や「あんこう音頭」で涙を流せるのだから、政治的なメッセージなんてのも所詮それと同程度のものなのだ。むしろ「シオカラ節」にも泣けない奴が音楽を語るな、とかね。何とでも言へるわな。