大和但馬屋日記

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「GA芸術科アートデザインクラス」のブルーレイ版を少しづつ観てゐる。連載も単行本も終つた今となつては、単行本全七巻の内第三巻途中までのエピソード+「GA材置き場」しか時期的にフォローしてゐないアニメ版は十三話分を費して尚「お試し版」といふ印象が強く残る。漫画は第四巻から次の領域に踏入つて深みを増していくので…まあ、それこそがアニメ終了後の生残りを賭けたきゆづき先生の「頑張り」に他ならないのだらう。並々ならぬ凄みを感じるな。
それはさて措き、改めて観るとこのアニメ版の音楽はちよつと常軌を逸したレべルで素晴しい。散へて言ふなら心地良い音楽を味はつてゐるところに可愛い絵と声が乗つかってゐるのが楽しいだけと言つてもいい作品。シーンに沿つて丁寧に音で空間を作るストーリー系作品とは音の組立て方から違ふ様に聞える。良い意味でシーンにマッチしてゐないからこそ癖になる。ファンソニックとの相性も良い。
ファンソニックといへば、トモカネの声がLFEの音域に掛つてくるのが面白い。思つた以上に低い声なんだな。ノダちやんとキサラギの声は当然掠りもしない。キョージュもナミコさんも低い様で減多に掠らない。何ていふか、沢城さんつて腹に声を響かせて発声してるんだな、といふのがよく判る。