大和但馬屋日記

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データなし

iPhone 6 Plusを受取つた。
通り一編の説明を聞いて料金やら手続きやらに概ね納得した後、最後に持出してきた資料を元に分割支払の説明で「ここにありますこれらのサービスに入つて頂くことで、こちらの頭金が全額割引になります」と言はれた。
「その頭金て何のこと?それは先刻一括で払ふとこの金額になると言つて示された額には含まれてるの?」と訊ねたら「いえ含まれません」。どういふことだと訊けば本体価格からこの「頭金」なる一万二千某円を割引いた残りの九万九千某円かを一括なり分割なりで支払ふ必要があるのだと。しかしその一万二千某円について、料金説明の時には億尾にも出さなかつたではないか。
「そんな話、先刻の料金説明の時に出てませんよね? 頭金て普通、総額の内の幾らかの割合を予め払つておいて残りを分割払ひする時に支払ふ分でせう? この頭金はをかしくないですか?」「たしかに、一般的に言はれる頭金とはちよつと違ひますね」お前は何を言つてゐるんだ。
その割引条件にあるサービスは何れも前回同じ理由で加入させられて、不要だから直ちに解約したものだ。その履歴を見て、「お客様の場合、一度御利用された形跡が残つてをりますのですべて割引対象とさせて頂きます」。何だかなあ。
九万九千某円つていふのは当初から報じられてゐる本体価格そのものだ。然るにこの「頭金」なるものはもとより徴収するつもりもない、ただ「割引」を演出するための見せ数字でしかないつてことだよな。何の為にこんな仕事をしてゐるのかさつぱリ解らないので、あとは葱坊主を相手に話をしてゐるのだと思つて手続だけ進めた。本当に何なんだか。
「そんなに文句を言ふなら他のキャリアにすればいいのに」岡山の離島で繋がるキャリアが他にあつたらね。都市部でしか使へない電話を持つ意味はない。