大和但馬屋日記

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「文脈を見出す」といふ楽しみ。

F1イタリアGPに合せて放送されるといふ「Forza6」のCM映像。過去のレースゲームへのリスペクトと共に「Forza6」の新要素を紹介してゐる。過去のゲームの再現については、もうすぐ公開される映画「PIXELS」からのインスパイアといふ意味合ひもあるだらう。過去から現在へのシームレスな映像の変化といふ点では一昨年のブラジルGPのブラジル国内でのオープニング映像も発想の源泉にあることは想像に難くない。

そして何より、メーカーの壁を超えた実在するゲームへのリスペクト。最初の二つはアタリ社とレア社のゲームで、おそらく日本には殆ど入つてきてゐないから自分も遊んだことはない。三つ目はナムコの「ポールポジション」、爆発を潜つた後の荒野のシーンはタイトーの「チェイスH.Q.」、そしてトンネルを抜けた後はこれまたナムコの言はずと知れた「リッジレーサー」。
正直、レースゲ一ムの四十年を振返るのに「それなのか?」といふ気がするタイトルもあるが、アメリカ人から見ればさうなのだらう、といふ点でやはりそれも一つの文脈なのだ。リッジレーサー」が歴史上の作品扱ひとなつたのも感慨深いが、もう二十年以上前なんだよな、初代が出たのは。そしてその後の「Forza6」自身の映像の中にも文脈といふか、メッセージがある。これについてはまた改めて書く。
人に会ふ用事があつて東京へ。上野のカプセルホテルに投宿したが全く眠れない。