大和但馬屋日記

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スプラトゥーンガチホコについて。
ガチホコは、いつでもどこでもそれがある場所が前線である。恐らく常識的にイメージされてゐる様な、「前線を押上げてその後ろをガチホコが進む」といふ考へは誤りである。
今日のあるマッチではデカラインで味方が担いだガチホコを自陣深くに持ち帰つてしまつて*1、そこでガチホコを奪はれて一気に押込まれた、といふことが起きた。もしホコを担いだのが俺ならどうするかといふと、倒されて奪はれてもいいからとにかくホコを敵陣側に進める。絶対に自陣側に後退はしない。前線はガチホコのある場所に出来る。否、ガチホコこそが前線である。前線は常に敵陣側に構築されるべきであるから、それを自陣側に寄せるなんてことがあつてはならない。
極端なことを言へばホコを所有すること自体には何の意味もないのだ。ホコの所有者が敵か味方かなんていふのは、はつきり言つて二の次なので、大切なのはとにかくホコのある場所が敵陣側であること。目的意識をそこに定めてゐれば、今のところはさう負けないと思ふ。自陣側で敵から奪い返したガチホコを大事に抱へてうろうろしてゐても、全くもつて意味はないのだ。
もしも自陣の深いところに押込まれた場合、そこが転落死が可能なステージならば、俺は迷はず奪ひ返したガチホコを抱へて自殺する。かうすればガチホコは中央に再セットされて前線も中央に戻るからだ。じわじわ前線を押戻すなんて時間の無駄だしリスクが大きい。シオノメ油田の様な特殊な地形なら、自殺で中央に戻したガチホコを自分で拾ひ直して、そのまま敵陣深くに持つて走ることも可能だ。自殺によつて中央にワープしたホコを敵が見失ふことで生じる隙を突くのだ。これを態々見通しの悪い下通路を運んで押戻さうとしても、どうせすぐに潰されて自陣に不利な状況が続くばかりである。攻防戦においてはホコを抱へてゐる側が明かに不利なのだから。
さういふ訣で、俺がガチホコを担いだらほぼ突撃して潰される感じになるが、それば単なる脳筋プレイではなく考へた末での行動なのである。勿論簡単に潰されない努力はすべきだが、大切なのはホコを敵陣側に置いておくことであつて、自分や味方がホコを抱へておくことではない。何なら敵に抱へておいていただいても一向に構はないのだ、そこが敵陣である限り。これ本当に重要。

*1:おそらく中央突破を避けて左回り通路を行かうとしたと思はれる