大和但馬屋日記

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自転車に乗つて港の方に行つてみたが雨が降つてきたので引返した。走行距離二十二キロ。MTBなら時速二十キロくらゐ出すつもりの足で三十キロに達してしまふな。そこから上はそれなりにしんどくて平地で四十キロはなかなか出ないのだけれど、MTBなら下り坂で必死に回してやつと四十キロなのだからやはり速い乗り物ではある。
とまあ乗り味が違つててスピードが出るのは解つたが、言ふても自転車は自転車だな。ロードだからといつて今までと特別違ふものに乗つてる気はしないし、特別視するつもりもなければさうすべき理由もないので、あれこれ気負つて何かするといふことも当面はないかな。とりあへず一通りのメンテを験してから軽くどこかへ輪行でもしてみよう。
一つだけMTBと決定的に違ふなと思ふのは視界の狭さ。MTBだと自然に景色が目に入つて来るが、ロードだと何も見えない。立寄らうと思つてゐた店に気付かず素通りしてしまつたり。姿勢のせゐもあつて前方ばかり見てゐるし、少し気を抜くと前輪の少し前の路面だけ見てゐるといふことがよくあつて、これはどう考へても危ないので意識を変へなくてはならない。
イギリスGP、一周目にライコネンが自滅クラッシュで赤旗。レースは一時間の中断となつた。咄嵯にライコネンを避けた小林はすごい反応とコントロールを見せたが正直大博打だつたな。結果オーライで良かつたものの危なかつた。
終盤のアロンソベッテルのバトルでべッテルが怒り狂つてゐる。ストレートが遅くてどうしやうもないのでべッテルにはさぞやフラストレーションが溜つてゐるのだらう。対するアロンソは、ことバトルにおいてはF1史上でもおそらく一番巧いドライバーであると言つて過言ではない訣で*1、実に見応ヘのあるバトルが繰拡げられた。
最後はベッテルに軍配が上つたが、今度はアロンソが怒つてるな。コース上での舌戦が激しくて面白い。ロボットアニメみたいに直接会話してゐる体裁で演出したら凄い画になりさうだ。

*1:トラック上でバトルしてゐる相手の動きまで思ひ通りにコントロールできるドライバーはある世代に一人居るか居ないかで、アロンソ以前にはプロストまで居なかつたと思ふ