大和但馬屋日記

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yms-zun2013-11-20

モンハン4」をやりながら「世界でいちばん強くなりたい!」なんかを流し見してゐて、ふと気付いた。「モンハン」つてプロレスゲームなんだな。
とは言つても、もちろん巷のプロレス再現ゲームとは似ても似つかない。さういふことではなくて、プロレスにおけるドラマチックとされるであらう試合展開に極めて忠実に作られたゲ一ムなのだらうな、と感じたといふこと。
場面毎の「攻め手」と「受け手」の役割がはつきりしてゐたり、大技を決めてからの連携の入り方とか喰つた後の仕切直しの呼吸などの手続きくささとか、始め威勢が良かつたのに後半ズタボロになつたりとか、場面毎のリアクションがモンスター側もハンター側もはつきりしてゐて、戦ひといふよりもショーつぽい。弱つた敵を罠にかけて麻酔玉を投げつけて捕獲するところなんかはまさにフォールを取るイメージなので、投げる玉の数は二つでなく三つの方がよかつたのではないかとすら思ふ。
とまあ、尤もらしく語れる程プロレスについて好きな訣でも詳しい訣でも全然ないので実情とはかけ離れてゐるに違ひないけれど、少なくともアニメなどで戯画化されたプロレスの試合のイメージには驚く程ハマるなあ、とは言へるんぢやないか。そして、さういふ大筋の流れに沿つて戦へてゐる時、「モンハン」はたしかに面白くて仕方がないのだ。
モンスターの強さによつてこのバランスが崩れると途端にストレスフルになつて投げ出したくなるのだけど、またその楽しい流れにもつて行くために装備を整へたり立回りについて考へたりするのがこれまた楽しい。いやはやよく出来てるわ。