大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

3DS用「GUILD01」収録作がダウンロード用ソフトとしてバラ売りとの報。まづは「解放少女」が十四日から、八百円で配信開始。
id:yms-zun:20120531で個別に3DSダウンロードソフトウェアで配信してくれた方が数倍有難いのだがなんてことを書いた俺ではあるが、いざ実現してしまふと、これはこれで素直には喜べない感がある。カードを入換へなくとも遊べるといふ点では嬉しいし、一度買つたソフトを買ひ直すことくらゐは屁でもないのだが、「GUILD01」の製品コンセプトが当初の目論見から外れてしまつたといふことに他ならないんだらうな、といふ事実が見せつけられた様で悲しいのだ。
GUILD01」収録作程度の「そこそこ遊べるゲーム」が人の手に届くためにはDL配信が丁度良いのだらうが、ぢやあ初めからDLタイトルとして作るとなると、「松野泰己氏が趣味に走つた間口の狭いゲームブックRPG」だの「ゲーム好きのお笑ひ藝人が企画した佳作」だのといつた尖つた作品群が産まれ得る契機になつただらうかといふと、そんな可能性は微粒子レベルでもないだらう。ゲーム機においてはさうでもソーシャルゲームなら? それこそ万に一つもない。ソーシャルゲーム市場に面白いゲームが生まれる土壌なぞあるものか。
せめて、今回のバラ売りで少しでもプレイヤーが増えてくれるのを祈るばかりだ。「レンタル武器屋 de オマッセ」は触れてゐるのが楽しいゲームだし、テーブルトークRPGゲームブックが好きだつた人なら「クリムゾンシュラウド」を遊ばない手はない。俺には合はなかつたけど。「AERO PORTER」はアクションパズルとして高難度すぎるが手触りは良い。「解放少女」は‥‥まあ、うん。「0 day attack on earth」よリは面白いかな‥‥。これを遊んだ限りでは、須田剛一氏のゲームの良さが俺には判らん。取敢ず、「全方位シューティングを舐めんな」と思つた。