大和但馬屋日記

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yms-zun2012-08-15

東京に真直ぐ帰る予定にしてゐたが、気になるので新大阪で下車して京阪に。両親は明日帰阪予定のところを一日早め、同じ船で島を出て、自動車で移動中。‥‥と思つて家に着いたら既に両親が居た。新幹線移動より車の方が速いなんて。聞けばUターンラッシュなど気配もなかつたとか。こんなことなら余計な旅費を払ふこともなかつたな。
香里園駅周辺はまだ乾いた泥が残つてゐて、腹を括りながら家に歩いた。
家の被害状況は、まあ想像の悪い方よりはなんぼかマシだつた。玄関の上り框は完全に浸水した跡があり、少し高い板敷きの居間はセーフ。居間の一角に残した畳をめくると、裏は濡れてゐた。つまり畳の厚みがまさに水際となり、辛うじて床上浸水を免れたといふことの様だ。同じ並びの数軒隣では駄目になつた箪笥や棚などを運び出してゐるから、我家の状況はただ運が良かつたと言ふ他はない。
ともかくも畳をベランダに上げて乾かし、水没した床下収納庫(六つもあるのだ)の水を汲み出して槽を取り出し、中と外を洗ひ流し、風呂とトイレの掃除をして一段落とした。
白蟻対策に床下換気扇を設置してあるのだが、その稼動が一番望まれるこの状況で、水没により故障してしまつたのが業腹であるといふか、この設置と消毒で二十万もむしり取られたとかで、それ思ひつきり年寄り狙ひの悪徳業者の手口そのまんまやがな。真逆引掛つてゐたとはorz
飲物を買ひに裏のタバコ屋の自販機に行つたが動いてない。その向ひにあるお好み焼屋の馴染みのオバちやんが掃除してゐたので声を掛けてみたら、その店のも含めて水没して故障してゐると。仕方がないので土手上の自販機まで歩く破目に。色々面倒だ。
力仕事の段階は終つたし、両親が昼飯も喰はずに帰つてきたといふので車を出して、食事をしてから寝屋川市駅まで送つてもらひ、改めて東京へ戻る途に就いた。とんだイべントだつた。
とんだといへば富田の方は大丈夫ですかね。東海道線の路盤が崩れたさうですが。