大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

アイドルマスター」第十一話。突然降つて沸いたライブに向けて、メンバー全員が多少躓きながらも努力する話。やつとアイドル物らしい展開になつたといふか、「アイドルマスターのアニメ」と聞いて万人が想像するであらう内容になつた。いや、今までも七百六十五パーセントくらゐはアイマスらしいアニメだつたけどね。
春香をメインに、四話でなされなかつた千早の事情に少し触れつつ、先の運動会でも示された竜宮小町と他メンバーの差を浮彫りにして、さてどう動く、と。ここで従来のゲーム版のアイドル像から、「全員のベースとしての(能力的に)凡庸な春香」と「そのアンチテーゼとしての追加キャラである天才の美希」を抽出して、対照的に描き出したシーンが上手かつた。別に二人が対立した訣ではないけれど、美希の願望をやんわり否定する春香の台詞が実に良い。
予告を見る限り、次回は何らかの形で「SP版の様にやらかした美希」といふ話になりさうで、ますます「THE iDOL M∀STER」化が止まらなくて楽しみですよ。