大和但馬屋日記

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イタリアGP決勝

スタート、ポールのベッテルが出遅れてハミルトンが並ぶ。それが蓋となってガラ空きになったインから、絶好の発進加速を見せたアロンソが抜け出て一番にシケインを通過した。後方でリウッツィがイン側のグリーンに乗ってスピン。そのままミサイルと化してシケインに飛び込み、先行車をボウリングよろしくなぎ倒した。ペトロフロズベルグ、ダンブロジオがリタイアとなり、セナとバリチェッロと小林も巻込まれてダメージを負つたためにピットイン。コース上はセーフティカーイン。また、リカルドはグリッド上で発進すらできずにリタイアとなつた。
四周目にレース再スタート、ベッテルはあつさりとハミルトンを抜いてアロンソを狙ふ。ウェバーはマッサを抜かうとして接触ウイングを大破。マッサはスピン、ウェバーはその後クラッシュしてリタイアに。なんと、これがレッドブルの今季初リタイア。
五周目、ベッテルアロンソを苦もなくパス。その後はどんどん差を開いてゆく。アロンソは苦しい様で、シューマッハーに煽られている。しかしシューマッハーはタイヤが厳しいのか、ハミルトンに追撃される立場に。十三周目、シューマッハーをホームストレートでハミルトンが刺す。しかし第一シケインを抜けてからシューマッハーが追ひすがり、ロッジアの進入で抜き返した。これは凄い。
マイケルとルイスのバトルにジェンソンまでが追いついて、三台が絡むバトル。ルイスをマイケルが締めてゐる間にジェンソンがルイスの間に出て、十六周目にあつさりとジェンソンがマイケルの前に出た。マイケルは観念してピットに。
ハミルトンとマイケルのバトル再び。バトン程ズバッと行けないのは何でだらうね。二十三周目? 小林がコース脇に停めてリタイア。
ロス・ブラウンシューマッハーに対して「アスカリシケインの進入のアウト側にルイスのスペースを残せ」と何度も指示を出してゐる。後で何か言はれたくないんだらうねえ。まあ、相手が相手といふか、この二人の接近戦は心臓に悪いやね。二十八周目、そのアスカリでハミルトンがシューマッハーをパス。
三十四周目、ペレスが停まってザウバー全滅。あーあ。
バトンとアロンソの二番手争ひは、タイヤの温まりの悪さに手を焼くフェラーリに対してバトンが競り勝つた。ピットはいい仕事をしてゐるが、マシンの素性はどうしようもない。
ファイナルラップ、ハミルトンがアロンソの真後ろに迫る。レズモの立上りでDRSを使ふも、KERSのチャージが足りずに捕まへきれない。
ベッテルがいつも通りの余裕の勝利、バトンが二位、アロンソフェラーリの地元で表彰台を守り切つた。ハミルトンとマイケルの二人も見せ場たつぷりだつたが一歩届かず。ザウバーのストップ原因は二台ともギアボックストラブルださうだ。完走十五台、スタート後のアクシデントも含めて厳しいレースだつた。
次はシンガポールでのナイトレース。