大和但馬屋日記

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yms-zun2011-02-04

そしてマクラーレンが来た。

一番凄いのが来たー!! クロム仕上げのボディのおかげでディテールがよくわからん、といふ人のためにマクラーレンがこんなものを用意してくれてますよ。

プレイヤーをインストールしたら、ブラウザ上でMP4-26を好きなだけ弄り回せます。結構楽しい。8の字ドリフトに挑戦だ。TCSをOFFにすると全く走れんな。
いや、ゲームのことはどうでもいい。このスタイリングだよ。変な形のサイドポンツーンと、これまた変な形のインダクションポッドが目を引くが、大事なのは、この変な形のガワを剥いた「本当の形」にあるのだと思ふ。
L字形のサイドポッドの、外側の立つた部分。インダクションポッドの後方の開口部。これらはレギュレーションに対応するために「仕方なく」ガワを被せたものだ。その出張りを除いてみれば、現れるのはF3マシンもかくやと思ふほどのスリムでコンパクトなボディだ。
コクピットからマシン後端に向けて、ドライバーのシルエットがそのまま浮き出るライン。ドライバーが自動車に乗つてゐるのではなく、ドライバーの背中にエンジンを固定したかの様な、サイボーグを思はせる一体感。昔MP4-13を見た時に感じた衝撃、それはかつてMP4/4が、ブラバムBT55が目指したもの。あるいはむしろ、葉巻時代への回帰なのかもしれない。これこそがF1だ。
凄え。格好いいとか悪いとか、そんな糞みたいな感想など湧いてもこない。ただただ凄え。心から惚れた。もうシーズンなんか始まらなくていい、このマシンが勝たうが負けようが、そんなことすらどうでもいい。今はそんな気分だ。