■ [GP][2009][brazil]2009年第16戦ブラジルGP決勝
晴れ。
- ルーベンス・バリチェッロ(ブラウンGP・メルセデス)
- マーク・ウェバー(レッドブル・ルノー)
- エイドリアン・スーティル(フォースインディア・メルセデス)
- ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)
- キミ・ライコネン(フェラーリ)
- セバスチャン・ブエミ(トロロッソ・フェラーリ)
- ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ・トヨタ)
- ロベルト・クビサ(BMWザウバー)
- 中嶋一貴(ウィリアムズ・トヨタ)
- フェルナンド・アロンソ(ルノー)
- 小林可夢偉(トヨタ)
- ハイメ・アルグエルスアリ(トロロッソ・フェラーリ)
- ロマン・グロージャン(ルノー)
- ジェンソン・バトン(ブラウンGP・メルセデス)
- セバスチャン・ベッテル(レッドブル・ルノー)
- ヘイキ・コバライネン(マクラーレン・メルセデス)
- ルイス・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)
- ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)
- ジャンカルロ・フィジケラ(フェラーリ)
- ヴィタントニオ・リウッツィ(フォースインディア・メルセデス)
スタート、KERSに物を言わせたライコネンがアウトからスーティルを抜きにかかる、軽く当たるがダメージはなし。しかしバックストレートでウェバーの幅寄せに合いフロントウイングを破損。
三コーナーでコバライネンがスピン、フィジコが巻込まれそうになりながらも大外に避けて無事だった。
五コーナーの立上りではトゥルーリが挙動を乱してスーティルが追突、そこにアロンソが巻込まれて三台がリタイア、これでセーフティカーが出動。トゥルーリとスーティルが激しく口論している様子が映し出された。
この間にハミルトン、ライコネン、コバライネンがピットイン。ピットではコバライネンバリチェッロとウェバーが上位を快走のホースがちぎれてガソリンを撒きながら引きずるトラブルがあり、そのガソリンを正面から浴びたライコネンのマシンが発火した。肝が冷えたが一瞬で燃え尽きたため大事には至らず。
始まるなりイベントが多すぎだ。
六周目にレース再開。
- ルーベンス・バリチェッロ(ブラウンGP・メルセデス)
- マーク・ウェバー(レッドブル・ルノー)
- ロベルト・クビサ(BMWザウバー)
- ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ・トヨタ)
- セバスチャン・ブエミ(トロロッソ・フェラーリ)
- 小林可夢偉(トヨタ)
- ジェンソン・バトン(ブラウンGP・メルセデス)
- 中嶋一貴(ウィリアムズ・トヨタ)
- セバスチャン・ベッテル(レッドブル・ルノー)
- ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)
- ルイス・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)
- ヘイキ・コバライネン(マクラーレン・メルセデス)
- ロマン・グロージャン(ルノー)
- キミ・ライコネン(フェラーリ)
- ハイメ・アルグエルスアリ(トロロッソ・フェラーリ)
- ジャンカルロ・フィジケラ(フェラーリ)
- ヴィタントニオ・リウッツィ(フォースインディア・メルセデス)
トップを快走するバリチェッロだが二十二周目に真っ先にピットイン。八番手に復帰して、さらにベッテルにも抜かれる。これでウェバーは楽になったか。ハミルトンもバリチェッロに襲いかかる。重いマシンは辛い。
二十三周目、ハイドフェルドがストップ、リタイア。
小林がバトンの頭を抑え続けてバトンがブチ切れている。二十五周目にようやく抜いて怒りの雄叫び。小林は中嶋とバトルになり、一歩も引かずに抜き返す。若いっていいなあ。しかしペース自体は遅いのよね。中嶋は下手に絡むのをやめて一足先にピットへ。
二十九周目、ロズベルグがガレージに入ってリタイア。
小林対ベッテル、やっぱり引かない可夢偉。三番手争いだもんなあ。
- マーク・ウェバー(レッドブル・ルノー)
- ジェンソン・バトン(ブラウンGP・メルセデス)
- 小林可夢偉(トヨタ)
- セバスチャン・ベッテル(レッドブル・ルノー)
- ロベルト・クビサ(BMWザウバー)
- ルーベンス・バリチェッロ(ブラウンGP・メルセデス)
- ルイス・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)
- ヘイキ・コバライネン(マクラーレン・メルセデス)
- ロマン・グロージャン(ルノー)
- キミ・ライコネン(フェラーリ)
- セバスチャン・ブエミ(トロロッソ・フェラーリ)
- ジャンカルロ・フィジケラ(フェラーリ)
- ヴィタントニオ・リウッツィ(フォースインディア・メルセデス)
- ハイメ・アルグエルスアリ(トロロッソ・フェラーリ)
- 中嶋一貴(ウィリアムズ・トヨタ)
三十周目にバトン、三十一周目に小林がピットイン。ピットロードから合流したばかりの小林に中嶋が攻めかかるが小林が幅寄せ、中嶋が激しくクラッシュしてリタイア。んー、小林は流石にちょっと暴れすぎかな。スクール時代のライバルだった中嶋に譲る気なんかないのは分るけど。
- マーク・ウェバー(レッドブル・ルノー)
- セバスチャン・ベッテル(レッドブル・ルノー)
- ロベルト・クビサ(BMWザウバー)
- ルーベンス・バリチェッロ(ブラウンGP・メルセデス)
- ルイス・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)
- キミ・ライコネン(フェラーリ)
- ジェンソン・バトン(ブラウンGP・メルセデス)
- セバスチャン・ブエミ(トロロッソ・フェラーリ)
- ジャンカルロ・フィジケラ(フェラーリ)
- ヴィタントニオ・リウッツィ(フォースインディア・メルセデス)
- 小林可夢偉(トヨタ)
- ヘイキ・コバライネン(マクラーレン・メルセデス)
- ロマン・グロージャン(ルノー)
- ハイメ・アルグエルスアリ(トロロッソ・フェラーリ)
三十七周目にベッテルがピットイン。当然一回ストップかと思ったがタイヤをハードで繋いだ。最後にスプリントをかけるか。何位狙いだ。
四十六周目にクビサがピットイン。バリチェッロは二番手浮上、しかしポジションを守るのは難しいか。一回目のピットインの後に「この車どうなってんの?」とピットに訊ねていたけれど、あるいは本当に遅いのか。
五十一周目、そのバリチェッロがピットイン、ソフトタイヤに交換。残りは二十周。
五十二周目、ウェバーがピットイン。余裕の首位キープ、これは決ったかな。
五十六周目、バトンがピットイン。コバイネンの後ろ、八番手に復帰。この間にベッテルがピットイン、バトンの前に出た。バリチェッロの順位次第でチャンプはお預けとなるか。しかしバリチェッロも二位はまだ遠い。
六十三周目、ハミルトンとバリチェッロがバトル中に軽く接触。ハミルトンのフロントウイングがバリチェッロのリアタイヤを切ってしまい、ルーベンスはピットでタイヤ交換を余儀なくされる。
- マーク・ウェバー(レッドブル・ルノー)
- ロベルト・クビサ(BMWザウバー)
- ルイス・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)
- セバスチャン・ベッテル(レッドブル・ルノー)
- ジェンソン・バトン(ブラウンGP・メルセデス)
- キミ・ライコネン(フェラーリ)
- セバスチャン・ブエミ(トロロッソ・フェラーリ)
- ルーベンス・バリチェッロ(ブラウンGP・メルセデス)
- ヘイキ・コバライネン(マクラーレン・メルセデス)
- ジャンカルロ・フィジケラ(フェラーリ)
- 小林可夢偉(トヨタ)
- ヴィタントニオ・リウッツィ(フォースインディア・メルセデス)
- ロマン・グロージャン(ルノー)
- ハイメ・アルグエルスアリ(トロロッソ・フェラーリ)
七十一周のレースの締めくくりとしてフェリペ・マッサがチェッカーフラッグを振る。それを最初に受けたのは今季二勝目のウェバー。そしてクビサ、ハミルトンが続く。ベッテル、バトン、ライコネン、ブエミ、バリチェッロが入賞し、ここでバトンのワールドチャンピオンとブラウンGPのコンストラクターズチャンプが決定した。
まあ、あっさりと決まっちゃったもんだなと思うのは昨年のブラジルの記憶があるからかな。チャンプ争いのメンバーが表彰台に一人も居ないところに今季の混迷の程がよく見える。
ホンダの遺産を活かしてチャンピオンチームとなったブラウンGPがコンストラクターとして独り立ちできるかどうかは今は分らない。ともあれ勝ったのは彼らなのでそのことは素直に祝福しよう。
まだ今季はあと一戦、初開催となるアブダビGPがある。またナイトレースなのかな?