大和但馬屋日記

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検索さんいらつしやい(八月三十一日)

うちではそんなものは取扱つてをりません。
つか、あの後また別の人が来たのよ。年の頃は四十台半ば辺りかな。「近所に新しく営業所を開くことになりまして、そのご挨拶に参りました」とか言つて。んで、今新聞を取つてるか読売は取つてゐないかなどと訊いてきて、「読売は取つてない」と答へると「ああ、良かつた」と。ここで一発カチンときた。
続けて「今日はご挨拶なんで勧誘とかさういふ話ではないんですけど、店を開くにあたつて上から言はれてゐるノルマがあるものですから、その、余つてる分を御宅に入れさせていただいてもよろしいですか? もちろんサービスですのでお金はいただきません」云々。ブチブチブチ。
「あなた、自分で言つてることが可笑しいと思はないんですか?
「 今からこの辺で商売するために店を開くんですよね? 人からお金を取つて新聞を売らうとしてはるんですよね? 人に売るものの説明をあなた一度でもしましたか? 他の新聞に比べて読売はこんなところが優れてるとか言へないんですか?
「それをなんですか、余つたからタダであげます? 余つて困るもんを押し付けんといてください。馬鹿にしてるんですか。
いやですからこれはサービスでモゴモゴ。
「サービス!! さつき余つてるからとか言ひませんでした? 売れ残りを押し付けるのがサービスですか。だいたい(金を払つてゐる人に)失礼でせう。商売をなんだと思つてるんですか。余つたから入れさせてくださいて、何それ。そんなもん要りません」
バタン。
読売新聞社はもうトイレットペーパーだけ作つてたらいいよ。