大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

職場のコミュニケーション思想

yms-zun2007-07-23

私が以前勤めていた会社は社長の方針で私語推奨だった。元々が大学の研究室から発展して出来た会社だったんで、研究室の雰囲気がそのまま持ち込まれたようなものとも言えるんだけど、まあつまりはオフィス自体がコミュニケーションスペースでもあるという感じ。スタッフ同士のコミュニケーションの中からいろいろなアイデアが出てくることを重視していました。一部のスタッフはコミュニケーションより作業に没頭したいのでパーティションで区切ったりして欲しいと要望してましたが、それは頑として聞き入れられませんでした。

http://d.hatena.ne.jp/saoyagi/20070722

そことよく似た環境である私の職場もやはり同じ方針で、作業に没頭するためにヘッドホンで音楽を聴きながら作業することすら禁じられてゐた。音楽を聴くこと自体は構はないが、それで誰かが呼び掛けても気付かないのは許されない。そもそも当時のオフィスは禁煙でもなかつた。
その後環境が変り(特に東京に出てから)、人数規模が大きくなり、他社や他部署との同居等もあり、オフィスが禁煙になり、喫煙コミュらしきものが形成されて、狭苦しいパーティション分けが成されて‥‥何か良いことあつたのかなあ? 陰口と妙な派閥が形成されただけの様な。結局当時の職場環境は外的要因で崩壊してしまつたから何とも言へんけど、もしその要因が無くとも決して幸せな方向には進まなかつたと確信はできる。喫煙コミュがその原因といふ訣ではないが、その成立の過程は組織の不健康化と軌を一にしてゐた。
まあ、要するに、「ガッチリ体制の整つた会社」と「小規模からの発展過程にある会社」で全然違ふ、といふのが大きいよね。この話題、はてなユーザーの喰ひ付きがものすごく良い様だけど、皆の大好きなはてな社に喫煙室コミュニケーションがあると思ふ? 必要だと思ふ? てな話でさ。
喫煙コミュには情報の滞留に小さな穴を開ける効果が見込まれる。裏返せば、それが必要な組織には情報の滞留が不可避的に起きてゐるといふことでもある。喫煙コミュにそれを助長する可能性だつて無いわけではない。その辺無視して「さうさう、あれはいいものだ」とだけ称揚するのは、最早自己啓発系宗教と変らん。
大きな会社に勤める人は大変よねェ、とそこは他人事モードで。どうせワシには勤まらねえ。いいぢやんボーナスとか出るんだし(何

  • 2007年07月24日 tomisima communication
  • 2007年07月23日 hisamura75 皆の大好きなはてな社に喫煙室コミュニケーションがあると思ふ?