少し前に「Google Earth」がメジャーアップデートされた。それに伴ひ、以前は問題なく読めてゐた「カシミール3D」から書き出したGPX形式のGPSデータが全く読めなくなつた。
不明な属性です xmlns:xlink="http://www.w3/org/1999/xlink"
といふエラーメッセージが表示されるが、一見して分るとほりURLが間違つてゐる。ここはwww.w3.orgとなつてゐるべきところだ。しかしこのことが当該ファイルを読み込めないことと何の関係があるのかがよくわからない。
GPXファイルとはつまりXML文書である(少なくともその様にヘッダで宣言されてゐる)のだが、上記のエラーメッセージは当該ファイルがXML文書としてinvalidであるからここを参照しろといつてゐるのだらうか。しかし当該ファイルのどこが「不明な属性」であるのか見当がつかない。
以前のバージョンの「Google Earth」ではパース出来たはずのデータが読めなくなつたといふことは、より文書の解析が厳密になつたことを意味するのだらうか。それはそれで別に構はないけれど、エラーメッセージ内にURLの表示に誤りがあるところをみると文書側、ひいてはそれを書き出した「カシミール3D」側の問題でなく「Google Earth」の方がスットコかましてる気がしてならない。
他の人はどうだらう。少なくともうちでは「カシミール3D」で保存したGPX形式のデータは全滅である。
毎度どうも
説明不足で申し訣ありませんが、もちろん最初はGPXファイルそのものの不備を疑つて、「不明な属性」が記述された箇所を探しました。しかし、該当する記述はファイルにはありません。後ほど該当ファイルをアップいたしませう。
「Google Earth」にGPXファイルを読み込ませようとすると、まづ読み込むGPSデータの種類と、それぞれの表示の有無を設定するダイアログが開きます。任意の設定をした後に「OK」すると、上記のメッセージが表れます。但し、これは「Google Earth」が作成した中間ファイルに含まれるエラーとして出てゐる様です。このエラーメッセージに対して「無視」か「中止」かを選ばされますが「無視」を選ぶと空のデータを読み込んだことになり、「中止」を選ぶと先程と同じメッセージが、こんどは中間ファイルではなく読み込もうとしたGPXファイルに含まれたエラーとして表示されます。しかし、繰返しになりますが当該ファイルにはその様な記述は含まれてをりません。
考へれば考へるほど「Google Earth」の不備を疑ひたくなるのですが、ざつとネットを調べたところでは同様の不具合を訴へる声は見当たりませんし、どうしたものかと。中間ファイルを作成するときに要らんことをしてるのではないかなあ。
