五人のメンバーによる特撮戦隊ものを作らうと思つたら、赤・青・黄・桃・縁で構成されるのが「お約束」である。場合によつて白や黒などが入ることもあるが、基本は変らない。変化を求めてオレンジ・シアン・マゼンタ・アンバー・グレーなどと中間色ばかり選んでも、微妙な感じにしかならないに決つてる。
「ギャラクシーエンジェル」に対する「ギャラクシーエンジェる〜ん」の微妙さは、たぶんさういふところに起因してゐるのではなからうか。ギャグアニメをやる上で、前シリーズのメンバーとキャラが被らない線を狙つたら微妙なところしか残つてなかつたみたいな*1。第五話まで観た感想としてはそんなところ。
前シリーズも第一期の前半は全然面白くなかつたのが試行錯誤の末後半で化けたのであるし、今でこそ神の様に見える声優陣もシリーズと共に育つていつたのだから(メンバーの中にかないみかの様な重鎮が居てこそだとは思つたが)、いつか「る〜ん」が化ける時を待つのも悪くないとは思つてゐる。結局、キャラをどこまで壊せるかにかかつてゐるのかな。
ところで、全体に漂ふ雰囲気がどうも「マジカノ」臭いと思つて調べたら果して監督が同じ人であつた。「マジカノ」であれだけキャラを壊せたのなら今作でも期待していいよな。
本篇はともかく、オープニングは出色。ここだけ観ればすごく楽しい。
調べてゐると第七話で前作メンバーが総登場とか。これは完全に喰はれるな‥‥
- 2006年11月06日 faerie ga
*1:ギャグでないゲームの方のことはとりあへず無視しておく
