大和但馬屋日記

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怪獣の居ない年の瀬

世事に疎いオレでも流石にあれこれ片付けなくてはならないことに気を取られるやうになるこの季節、「さういへばそろそろだな」と思つてみても、奴は居ない。
寂しい。寂しいなァ。来年あたり、ひとつ頼みますよ。
かういつては何だが、ネガドンぢや駄目なんだ。商業作品といふ枷を解かれて「自分はこんな怪獣映画が観たい、作りたい」といつて作られたであらう作品が、あんなものであつてはいけないんだ。「おやくそく」がやりたいのならゴジラを作つてゐればいい。オレはそれを嬉々として観に行くさ。さうでない、ゴジラでない怪獣を作るのに、なぜわざわざゴジラのレールの上を走るのか。
この年の瀬には怪獣が居ない。これは堪へる。ホント、来年あたり頼みますよ。