大和但馬屋日記

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ARIA THE ANIMATION #10

原作で「ヤダチモ」と連発されて気になつてた*1のがきちんとヤチダモになつてた。酒絡みは当然バッサリ切られた。原作で呑みまくつてるアリシアも設定十九歳なのだから。それにしても、前回に続いて羽をのばす話ばかりだな。も少し仕事しろ。
第六話から第九話まで特に触れなかつたので簡単に。我家は時代を先取りして地上波アナログが停波してゐるので本放送が見られないのだよ。
第七話の晃の指導の話が抜群に良かつた。やはり街を描いてこその「ARIA」、船に乗つてこそのウンディーネ。前半のオリジナル部分で登場した乗客をそのまま後半まで出突張りにしたことで、後半の緊迫した空気にも実感が出た。閉ぢた人間関係の中でキャラアニメやつてれば良いといふものではない。
他の話は‥‥第六話はまあ原作なりだが面白味には欠ける。猫相手と人間相手でのアリスの声色の変り様は良かつたけれども。第九話は第五話と同じで話数の無駄使ひ。わざわざ遠くへ出かけてまでアニメ的に凡庸な風景を見せてくれなくとも良い。グランマがどう凄いのかも結局描けてなかつた。コンテも良くなかつたなあ。
第八話はちと別格。椅子の下で足をパタパタするアリア社長にやられて以後、すべてを許すしかなくなつた。テロップによる演出は、動物番組風ナレーションでも面白かつたと思ふが、社長の声を聞かせたかつたのだらう。いつそ、テロップなしでも良かつたかもしれない。細かいところで、前半パートで夏服だつたのが後半に冬服になつてた。
残すところ三話。次は藍華の魂の叫びが聞ければ良いか。最終話は放映時期的に新年を迎へる話で締めるのだと予想。
ところで第六話からAT-Xで観る様になつた訣だが、OP・ED共に歌詞が違つてゐる(二番ぽい)。これが地上波とAT-Xで別バージョンにされたのか、五話と六話の間で切換へられたのかが分らない。どちらだらう。

*1:最近の版だとどうかは知らない