大和但馬屋日記

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「一太郎」裁判

別にオレは「松下の訴へと裁判所の下した判決が妥当だつた」などとは思つてゐないですよ。だからといつてジャストシステムに感情的に肩入れもしないけど。判決内容に驚かなかつた訣でもない。ただオレは今までのところきちんとした法的手続きに則つて事態が推移してゐるといふ事実だけを見たい。判決に不服があれば控訴できるのだし、実際に控訴すると言つてゐるのだから何も問題はない。だから先日うちにコメントを残して行つたやうな人をみると「なんだかなあ」と思ふのであつて。
最終的な結論が出るのはずつと先の話だし、その時が来てもまともな結論なんて出てきやしない。ずるずると何年もかけて裁判をして、最終的な判決が下るか両者が和解するかする頃には世間の大半はそんなことは忘れてゐて、「一太郎」のバージョンも一つか二つは上がつてゐて、実際的な問題は有耶無耶になるに決つてる。和を重んずる日本の心がさうさせる。松下が今叩かれてゐるのは和を乱して感情的な反撥を招いたためであり、故に今「不買運動だ!!」と声を荒げてゐる人たちのすべてが最後まで意志を貫徹できる訣がなく、彼らはいづれ和の中に取込まれてお終ひとなる。いつものことだ。


「旦那旦那、こんなことぬかす不届きな奴が居ますぜ、どうですか」と云ふトラックバックが来ましたよ。笑。つか、貴方はどうなのだ。情けない。

コメント書かうとしたら書けない樣になつてゐた……。

ご自分の意見を述べずに他者に告げ口するだけならばコメント権は必要ないと判断しましたが、違ひましたか。