大和但馬屋日記

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2005-05-22

[][][]モントヤに罰

フリー走行四回目の最後に起きた多重クラッシュの原因を作ったとして、スチュワードはモントヤに予選結果に関らず決勝グリッド最後尾からのスタートを命じた。モントヤは身の潔白を主張しているが、テレメトリなどの調査の結果、本来のブレーキングポイントより180mも手前で不自然な減速をしていると判断された模様。

[][][]2005年第6戦モナコGP公式予選二回目

んー、川井氏、説明省きすぎ。竹下アナを困らせるだけじゃ得るものはないぞ。竹下アナも黙ってしまうなよ、とは思うが。

まあ、前の二台のどちらかが逃げ切る展開になるのだろう。あとはクルサード渋滞にマイケルが呑まれそうな予感。どうなることやら。

結果

[][][]2005年第6戦モナコGP決勝

スターティンググリッド。

  1. K・ライコネン
  2. F・アロンソ
  3. M・ウェバー
  4. G・フィジケラ
  5. J・トゥルーリ
  6. N・ハイドフェルド
  7. D・クルサード
  8. M・シューマッハー
  9. J・ヴィルヌーヴ
  10. R・バリチェッロ
  11. F・マッサ
  12. V・リウッツィ
  13. P・フリーザッハー
  14. C・アルバース
  15. T・モンテイロ
  16. J・P・モントヤ
  17. N・カーティケヤン
  18. R・シューマッハー

スタート、アロンソが猛ダッシュを決めるがライコネンが見事に抑えた。ウェバーは出遅れてフィジケラトゥルーリに抜かれた。後方ではマッサがヴィルヌーヴとバリチェッロを抜いている。早速だが三周目の順位(当分動かないからね)。

  1. K・ライコネン
  2. F・アロンソ
  3. G・フィジケラ
  4. J・トゥルーリ
  5. M・ウェバー
  6. N・ハイドフェルド
  7. D・クルサード
  8. M・シューマッハー
  9. F・マッサ
  10. J・ヴィルヌーヴ
  11. R・バリチェッロ
  12. J・P・モントヤ
  13. V・リウッツィ
  14. P・フリーザッハー
  15. C・アルバース
  16. R・シューマッハー
  17. T・モンテイロ
  18. N・カーティケヤン

上位三台がファステストを更新しあいながらトゥルーリ以下を引離す。クルサードは想像通り、マイケルの蓋と化している。モントヤは後方スタートから十二番手まで浮上。

十一周目にカーティケヤンが緊急ピットイン。次の周にも再び入ってタイヤを交換。トラブルを抱えたか。二十一周目、三度目のピットイン。どうも駄目らしい。結局リタイアに。

二十四周目、アルバースミラボーで単独スピン。クルサードがこれを見て急停止、一秒以内に迫っていたマイケルは追突してフロントウイング脱落。後ろも続々マシンが停止して、これは当然セーフティカーが導入となる。ダメージを負ったマイケルは当然として、アロンソフィジケラ、ウェバー、ハイドフェルド、マッサ、フリーザッハーが給油のためにピットインした。クルサードはピットに戻ってリタイア。

二十八周目、再スタート。

  1. K・ライコネン
  2. J・トゥルーリ
  3. F・アロンソ
  4. M・ウェバー
  5. N・ハイドフェルド
  6. F・マッサ
  7. J・ヴィルヌーヴ
  8. G・フィジケラ
  9. R・バリチェッロ
  10. J・P・モントヤ
  11. V・リウッツィ
  12. R・シューマッハー
  13. M・シューマッハー
  14. P・フリーザッハー
  15. T・モンテイロ
  16. C・アルバース

順位がシャッフルされたがライコネンは依然トップ。一回ストップ作戦なら実害なしだろう。マイケルは屈辱の周囲遅れに。

三十二周目、今度はフリーザッハーがトンネル出口の後で単独スピン、シケイン手前でクラッシュしてリタイアとなった。セーフティカーはなし。

マイケルは周回遅れながら16秒台前半のタイムを連発。ライコネンは16秒を切りそうな勢いで後続を突放し、トゥルーリとの差がどんどん開いてしく。しかしトゥルーリの後ろのアロンソもどんどん遅れが大きくなっている。アロンソが遅すぎるがこれ、まさかと思うが、最後までノンストップで走り切るつもりではあるまいな‥‥?

三十八周目、ヴィルヌーヴがピットイン。

四十周目、モンテイロトゥルーリがピットイン。トゥルーリは九番手で復帰。四十一周目、マイケルが15秒台に突入してファステスト。しかし順位は十三番手。

しかしアロンソがおっそいなー。ウェバーとの差が全く無くなった。

四十二周目ラルフがピットイン、そしてトップのライコネンがピットイン。首位キープでコースに復帰、もうこれは決ったな。

アロンソはタイヤがボロボロ。ここんとこ、アロンソリアタイヤ遣いが致命的になってるな。四十四周目順位。

  1. K・ライコネン
  2. F・アロンソ
  3. M・ウェバー
  4. N・ハイドフェルド
  5. F・マッサ
  6. G・フィジケラ
  7. R・バリチェッロ
  8. J・P・モントヤ
  9. V・リウッツィ
  10. J・トゥルーリ
  11. J・ヴィルヌーヴ
  12. R・シューマッハー
  13. M・シューマッハー
  14. T・モンテイロ
  15. C・アルバース

四十六周目、バリチェッロとリウッツィがピットイン、バリチェッロは発進時にエンストしてしまい、大幅にタイムロス。

四十七周目、モントヤがピットイン、競っていたバリチェッロの自滅で順位を上げた。

四十八周目、バリチェッロにピットレーンの速度制限違反でドライブスルーペナルティ。

アロンソはもうリアタイヤがズルズル。ウィリアムズ二台の蓋になっている。熊倉氏の「ルノーのトラクションの良さが仇になっている」という指摘には膝ポン。

五十一周目、マッサが二度目のピットイン。

川井氏によると、アロンソに対して「一秒遅く走れ」と指示が飛んでいるとか。密着しているウェバーとハイドフェルドはたまったものではないが、これは燃費対策か。まさか本当にこの後ノンストップ?

五十八周目、これに業を煮やしたウィリアムズが動いて、ハイドフェルドが先にピットイン。続いてウェバーもピットイン、これはルノーの思う壼か。ウェバーはアロンソに抑えられていたためにハイドフェルドの後ろになってしまった。同じ五十九周目、マイケルも二度目のピットイン。

しかしアロンソは全くペースアップが出来ない。これはまさか、本当の本当にノンストップか?

六十二周目、リウッツィの右リアタイヤが破損。やはり「Powered by DARK SIDE」はマズいよ。

フィジケラトゥルーリ、モントヤ以下行列になっていたが、六十三周目の一コーナーでザウバーの二台が直進。ヴィルヌーヴが無理に抜こうとしたのが原因。

そして同じ集団の六十四周目、トゥルーリフィジケラにローズヘアピンでアタックを仕掛けた。無茶な縁石乗上げで見事にパス、フィジケラは動揺してポルティエまでに後続全部に抜かれてしまった。しかしトゥルーリはその後シケインでハーフスピン。あの乗上げで足周りにダメージを負ったらしい。残念。その後ピットに戻り、チェックをした後コースには復帰した。

  1. K・ライコネン
  2. F・アロンソ
  3. N・ハイドフェルド
  4. M・ウェバー
  5. J・P・モントヤ
  6. R・シューマッハー
  7. R・バリチェッロ
  8. M・シューマッハー
  9. G・フィジケラ
  10. F・マッサ
  11. J・トゥルーリ
  12. J・ヴィルヌーヴ
  13. T・モンテイロ
  14. C・アルバース

七十一周目、ハイドフェルドシケインの進入でアロンソを見事にパス。流石にアロンソのタイヤはとうに限界を超えている。

七十三周目、今度はウェバーがシケインで仕掛ける。アロンソシケインを通過できなかったが、ウェバーもやや微妙なラインなので順位は譲らず。次の周も同じ絵が再現されて、今度はウェバーが前にでた。これにアロンソが無線で抗議して腕まで振上げて怒っていた様だが、「お前が言うな」という気もする。

さまざまなアクシデントも全く我関せず、ライコネンがスペインに続いて一度もトップを譲らないパーフェクトウィンを決めた。二位ハイドフェルドは自己最高位、三位ウェバーともに 自身初の表彰台。アロンソ四位、以下モントヤ、ラルフ、マイケル、バリチェッロの八位までが一秒以内の数珠繋ぎでチェッカーを受けた。ラルフとマイケルの差は百分の一秒以下で、チェッカーを受けた後のストレート上で二人は軽く兄弟喧嘩をしてみせた。しかしマイケルがちゃっかりバリチェッロの前に出てるあたり、未だにフェラーリにはアレがあるのねと思ったよ。仮令それが一ポイントの差であっても。

完走は十四台、完走率は高かったがアクシデントやトラブルはモナコらしく色々あった。バトルあり、奇策ありの面白いレースだったんじゃないかな。ルノーが五十数周をノンストップで本当に走ってしまうとはね。私見では、そんなことをするからタイヤの麿耗を招いたんじゃないかと思うのだが。

結果