大和但馬屋日記

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わざと曲解したがる人たちも居るが

id:doroyamadaさんとかid:adramineさんとこから。この小倉弁護士の意見は真当でバランスの取れた意見だと思ふ。
落合弁護士のはてな問題に関する発言を支持するいくつかの意見を読んだ時に、「弁護士の言ふことだから正しいに決つてる」といふ錯覚に囚はれすぎてやしないかと感じた。別に落合弁護士が間違つたことを書いてゐるといふつもりではなくて、弁護士の発言やから何やねん、と。
これは当の落合弁護士がid:yjochi:20041125#1101312471に記されてゐる通りであつて、弁護士といふ職業は訴へる側・訴へられる側の立場のどちらにつくかによつて意見が異なるのが当然なわけだ。同じ弁護士でも攻守ところを変へれば全く正反対のことを言はざるを得なくなる場合もあるだらう。
だからこそ、ある件に関して直接関与してゐない第三者の弁護士の発言には、その内容が肯定的であれ否定的であれ注意して聞く必要がある。プロとはいへ責を負ふべき立場にない人の発言で輿論が形成されていくのは正直言つて薄気味悪いし、それが「プロの発言」といふ箔付けで後押しされるのは相当に危険だ。「救う会」の写真の「専門家の指摘」みたいなもんだ。今回は、二人の弁護士によつて両論が出たことでバランスが取れて良かつた。
なんか、アレよね。いろんな濃度差のあるボヤけた画像をPhotoshopとかでヒストグラムの幅をガッと狭めてついでに二値化して、白だ黒だと言ふのはどうよ、と。アメリカの選挙でも赤と青に分れた地図をいろんなとこで見かけたけど、さういふもんぢやないだろ、と。無理矢理強調されたエッジを指して「切抜きの痕」とか言つてやしませんか? みたいな。ここしばらく、そんな話ばつかりや。