大和但馬屋日記

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2004-10-25

PCが直ったので更新します。

[][][]第18戦ブラジルGP決勝(10/24) 71周 (雨/ウェット)

レース直前に降り始めた雨が、ダミーグリッドを混乱の渦に陷れる。多くのマシンがウェットを選ぶ中、アロンソをはじめルノー勢はドライタイヤを装着。この賭けが吉と出るか凶と出るか。

スタート、バトンのマシンから白煙が上がる。しかしレースは中断されずそのままスタートとなった。エス・ド・セナの後、バックストレートでライコネンがバリチェッロを抜いて首位に立つ。マッサも三番手に浮上、モントヤが並びかけるがここは守った。琢磨は七番手に沈んだ。

二周目、モントヤがマッサをパス。マイケルは単独スピン、ダメージはなし。バトン、やはりエンジントラブルでリタイア。

四周目、バリチェッロがライコネンから首位の座を奪い返す。

五周目から六周目にかけて、ミシュラン勢が続々とピットイン、乾きつつある微妙なコンディションにタイヤが合わないのか。七周目、バリチェッロもピットインしてマッサがキャリア初となるラップリーダーの座に。しかしそれも一周限り、マッサもドライタイヤに換えるためにピットへ。

初めからドライに賭けたアロンソがレースをリードし始めた。十三周目の順位。

  1. アロンソ
  2. モントヤ
  3. ライコネン
  4. ラルフ
  5. 佐藤
  6. バリチェッロ
  7. ヴィルヌーヴ
  8. クルサード
  9. マイケル
  10. マッサ
  11. ゾンタ
  12. トゥルーリ
  13. クリエン
  14. ウェバー
  15. フィジケラ
  16. グロック
  17. ハイドフェルト
  18. バウムガルトナー
  19. ブルーニ

十八周目、ハイドフェルトがリタイア。何かのトラブルの様だ。同じ周、トップのアロンソがピットイン。バリチェッロの後ろ、六番手で復帰した。

バリチェッロはファステスト連発で琢磨に迫る。二十二周目、ヴィルヌーヴがピットイン。

二十四周目、ウェバーとクリエンが一コーナーで接触、ウェバーはフロントを壊して即座にリタイア。クリエンは辛くもピットに戻ってレースに残った。

二十七周目、ラルフが二度目のピットイン。二十八周目に琢磨が入り、バリチェッロもそれに合せた。琢磨が前をキープしてコースイン。二十九周目、モントヤとマイケルもピットイン。

三十三周目、追い上げてきたバリチェッロのプレッシャーに負けたか琢磨、一コーナーでオーバーランルビーニョにしてみればニュルブルクの借りは返したぜ、というところか。三十七周目の順位。

  1. モントヤ
  2. ライコネン
  3. アロンソ
  4. ラルフ
  5. バリチェッロ
  6. 佐藤
  7. マイケル
  8. ヴィルヌーヴ
  9. クルサード
  10. マッサ
  11. フィジケラ
  12. トゥルーリ
  13. ゾンタ
  14. クリエン
  15. グロック
  16. バウムガルトナー
  17. ブルーニ

四十二周目、クルサードが二度目のピットイン、あとはゴールまで。

琢磨のペースが異様に遅いなあ。タイヤか? また首か?

五十周目、ラルフが三度目のピットイン。同じ周にバリチェッロ、そしてトップ快走のモントヤの最後のピットへと駆け込む。バリチェッロは五番手、実質三番手の位置に復帰した。

五十五周目、琢磨がピットイン。アロンソとラルフの間、五番手で復帰、BARピットクルーはGJ! 五十六周目、ライコネンがピットインして二番手に復帰、これで順位はほぼ安定、あとはコース上のバトルのみ。

  1. モントヤ
  2. ライコネン
  3. バリチェッロ
  4. アロンソ
  5. 佐藤
  6. ラルフ
  7. マイケル
  8. マッサ
  9. フィジケラ
  10. ヴィルヌーヴ
  11. クルサード
  12. トゥルーリ
  13. ゾンタ
  14. クリエン
  15. グロック
  16. バウムガルトナー
  17. ブルーニ

アロンソ渋滞となりつつある状況で琢磨がどう振舞うか。一方、トップ争いも熾烈になってきた。モントヤとライコネンの差は一秒以内。アロンソと琢磨の差はほぼゼロ。シューマッハー兄弟もぴったりくっついている。怖!

六十四周目、兄が弟に揺さぶりをかける。弟動じない。

もうモニター二つ並べて二箇所のバトルを両方見せてくれよと言いたいが、案の上トップ争いを映す間に琢磨がラルフにやられてしまった! 残念。

レースを制したのはJ・P・モントヤ、通算四勝目。二位ライコネン、三位バリチェッロ、地元で十年ぶりの完走を表彰台で決めた。四位アロンソ、以下ラルフ、琢磨、マイケル、マッサまでが入賞。マッサお見事。完走十七台、秋にやっても春にやっても同じくらいややこしいコンディションのレースだった。

マイケルのために展開されたシーズンだったが、最後のポディウムにマイケルの姿はなし。イタリア国歌すら流れない、こんな終りかたもあるさ。本当に長い長いシーズンだった。いろいろあったが、それはまた改めて。

お疲れ様。