大和但馬屋日記

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2004-09-26

[][][]第16戦中国GP決勝(9/26)56周 (晴/ドライ)

スターティンググリッド。

  1. バリチェッロ
  2. ライコネン
  3. バトン
  4. マッサ
  5. R・シューマッハー
  6. アロンソ
  7. フィジケラ
  8. パニス
  9. クルサード
  10. モントヤ
  11. ウェバー
  12. ヴィルヌーヴ
  13. ゾンタ
  14. ハイドフェルト
  15. クリエン
  16. グロック
  17. ブルーニ
  18. 佐藤
  19. バウムガルトナー
  20. M・シューマッハー

マイケルはピットスタートを選択、しかもスタートと同時に給油開始という技に出る様で、馬に乗った状態でシグナルを待つ不思議な光景。

スタート、バリチェッロが順当に発進してライコネンもそれに続き、その後ろにはアロンソとマッサが並んで一コーナーへ。またもバトンのBARは出遅れたか。マッサは一、二コーナーのライン取りに失敗してバトンに抜かれ五番手に落ちた。しかしすぐに自力でバトンを抜いて挽回。後方ではパニスがややストール気味で、それを避けるためにバラけた隊列の隙を縫って琢磨が十四番手まで浮上した。

二周目、バトンが再びマッサを抜いて四番手に。マッサもまだ退かない。今日も元気だな。

六周目、ペースの落ちてきたマッサをラルフが抜いて、クルサードも仕掛けた。マッサがブレーキテストを行った形になってクルサードが軽く追突、しかし見たところダメージはなさそう。

七周目、バトンがアロンソを抜いて三番手に。力強い走りだ。九周目の順位。

  1. バリチェッロ
  2. ライコネン
  3. バトン
  4. アロンソ
  5. フィジケラ
  6. R・シューマッハー
  7. クルサード
  8. ゾンタ
  9. マッサ
  10. ウェバー
  11. ヴィルヌーヴ
  12. モントヤ
  13. 佐藤
  14. ハイドフェルト
  15. クリエン
  16. パニス
  17. M・シューマッハー
  18. グロック
  19. バウムガルトナー
  20. ブルーニ

バリチェッロとライコネンの差は無いに等しく、バトンはそこから三秒落ち。

十一周目にマッサとパニス、十二周目にフィジケラクルサードゾンタクリエン、ブルーニがピットイン。同じ周、マイケルはクリエンを抜こうとして接触クリエンはそのままピットに入ってマシンを降りた。サスが曲ったかどうかしたのだろうか。それにしてもここのピット、砂埃がものすごいな。

十五周目、先頭のバトンがピットイン。二回ストップ作戦か。

十六周目、バックストレート前の十三コーナーでマイケルが単独スピン。予選に続き、信じられないものを見た気分だ。他車のピットストップを後目に上げた順位をみすみす落してしまった。

十九周目、四番手まで上がった琢磨がピットイン。それはいいのだが、ピットロード手前のストレートで流れてきたビニール袋をアンダートレイ先端に引掛けてしまっている。ピット作業中もそれがひらひらしているのが見えるのだが、チームクルーは誰も気付いてない。「それを取れ、それを!」とオレが叫んでも仕方ないが、めちゃくちゃ心配だ。今回、タクのエンジンがブローしてもオレは驚かない。

二十二周目、六番手まで上がったマイケルがピットイン。たっぷり給油して十四番手に復帰。その直前の一分三十二秒台というラップタイムはさすがだ。二十五周目の順位。

  1. バリチェッロ
  2. ライコネン
  3. バトン
  4. アロンソ
  5. R・シューマッハー
  6. フィジケラ
  7. クルサード
  8. ゾンタ
  9. マッサ
  10. 佐藤
  11. モントヤ
  12. ウェバー
  13. ヴィルヌーヴ
  14. M・シューマッハー
  15. ハイドフェルト
  16. グロック
  17. パニス
  18. バウムガルトナー
  19. ブルーニ

二十八周目、三回ストップのライコネンが二度目のピットイン。六秒台の短い作業でコース復帰。一方、バリチェッロもこの間にファステストで逃げる。そして三十周目、バリチェッロもピットイン。ライコネンとタイムを合せて、その頭を押えた。さすがである。

バトン、バリチェッロ、ライコネンの上位三台が一回づつピット作業を残して九秒差とコンマ四秒差。三十六周目、バトンがピットイン。次の周、ライコネンがピットへ。‥‥ライコネンが前に出た!! やはりBARに優勝のチャンスはないのか。いや、あのBARは琢磨だったか? 未確認。

同じ周、マイケルの左リアタイヤがパンクして、ピットへ。レースは捨てないが、もうズタボロ。

三十八周目、最後のヘアピンでクルサードがラルフを押出した。ラルフは平静を失いピットロード入口でもスピン、そしてピットでも停止位置に入れず、マシンをさっさと降りてしまった。レースに戻れというチームの指示にも従わない。全く‥‥。一方、クルサードもフロントタイヤにダメージがあってピットへ。こちらはレース続行。

四十二周目、バリチェッロが最後のピットイン。悠々トップでコース復帰。四十六周目、マッサがピットインして恐らく全車の作業が終了、この時点の順位。

  1. バリチェッロ
  2. バトン
  3. ライコネン
  4. アロンソ
  5. モントヤ
  6. 佐藤
  7. フィジケラ
  8. マッサ
  9. クルサード
  10. ウェバー
  11. ヴィルヌーヴ
  12. M・シューマッハー
  13. ハイドフェルト
  14. パニス
  15. グロック
  16. バウムガルトナー

タクがモントヤに抜かれたのは痛いな。

四十七周目、マイケルがヴィルヌーヴを抜いた。と思ったらすぐさまピットイン。抜いたのはは単なる意地張りか。そのヴィルヌーヴはウェバーを攻めあぐんでいる。マシンを考えればもう少し行って欲しいもんだが、乗れてないなー。

三番手ライコネンがバトンを追いつめる。ペースは明かにライコネンが上。終盤にもう一幕あるか。最終ラップ、辛くもバトンが逃げ切った。

優勝バリチェッロ、二位バトン、三位ライコネンアロンソ、モントヤ、佐藤、フィジケラ、マッサまでが入賞。完走十六台、マイケルは最終ラップでファステストラップを叩き出しての十二位フィニッシュだった。

バリチェッロの二連勝は見事なものだったが、その一方でマイケルのとっ散らかりっぷりが印象的だった。こんなことがシーズン序盤からあれば、いや、それがないからこそ。

ライコネンの失われた十数秒が謎。琢磨の六位は、同じ後方スタートのマイケルが沈んだことに比べれば賞讃に値する。鈴鹿ではノートラブルでお願いしますぜ。

次は鈴鹿。生で観てくるので、予選・決勝のリアルタイム更新はありません。

2004年第16戦 中国GP決勝結果

順位 ドライバー チーム タイヤ タイム/周回
1 R・バリチェッロ フェラーリ BS 1:29'12.420
2 J・バトン BARホンダ Mi +0'01.035
3 K・ライコネン マクラーレンメルセデス Mi +0'01.469
4 F・アロンソ ルノー Mi +0'32.510
5 J・P・モントヤ ウィリアムズBMW Mi +0'45.193
6 佐藤琢磨 BARホンダ Mi +0'54.791
7 G・フィジケラ ザウバーペトロナス BS +1'05.464
8 F・マッサ ザウバーペトロナス BS +1'20.080
9 D・クルサード マクラーレンメルセデス Mi +1'20.619
10 M・ウェバー ジャガーコスワース Mi +1LAP
11 J・ヴィルヌーヴ ルノー Mi +1LAP
12 M・シューマッハー フェラーリ BS +1LAP
13 N・ハイドフェルト ジョーダンフォード BS +1LAP
14 O・パニス トヨタ Mi +1LAP
15 T・グロック ジョーダンフォード BS +1LAP
16 Z・バウムガルトナー ミナルディコスワース BS +3LAPS
R G・ブルーニ ミナルディコスワース BS 38LAPS
R R・シューマッハー ウィリアムズBMW Mi 37LAPS
R R・ゾンタ トヨタ Mi 35LAPS
R C・クリエン ジャガーコスワース Mi 11LAPS