大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

2004-05-23

[][][]決勝(5/23)77周 天候:晴(ドライ)

フォーメーションラップパニスがグリッドにつかず、スタートが遅延となった。レースは一周減算して七十七周となる。

パニスは二度目のフォーメーションスタートでもエンジンストールした。

  1. トゥルーリ
  2. バトン
  3. アロンソ
  4. M・シューマッハー
  5. ライコネン
  6. バリチェッロ
  7. 佐藤琢磨
  8. クルサード
  9. モントヤ
  10. フィジケラ
  11. R・シューマッハー
  12. ウェバー
  13. クリエン
  14. ダ・マッタ
  15. マッサ
  16. ハイドフェルト
  17. パンターノ
  18. バウムガルトナー
  19. G・ブルーニ
  20. パニス

スタートでは、予想通りルノーが飛び出して1-2、そして琢磨がロケットスタートでバトンに襲いかかる! 一コーナーは取られたが四番手に浮上。ステーションヘアピンでクリエンがクラッシュ。

しかしすぐに琢磨のペースが落ちた。オイルを噴き出していると思ったら三周目のタバココーナーで爆発。コースを白煙が覆い尽くし、後続車がたまらず急ブレーキをかける。クルサードフィジケラが追突して横転。レースはセーフティカーによる先導となった。

この間にクルサード、ラルフがピットイン。しかしリアウイングを失ったクルサードは当然そのままリタイアとなった。ハイドフェルトもピットイン、混乱に乗じて作戦を変更する狙いか。それにしても琢磨、お騒がせ男やのう。チェザリス君って呼んじゃうよ。

  1. トゥルーリ
  2. アロンソ
  3. バトン
  4. ライコネン
  5. M・シューマッハー
  6. バリチェッロ
  7. モントヤ
  8. ウェバー
  9. ダ・マッタ
  10. マッサ
  11. ハイドフェルト
  12. パンターノ
  13. ブルーニ
  14. パニス
  15. バウムガルトナー
  16. R・シューマッハー

八周目からレースは再開。モントヤが得意のローリングスタートダッシュでバリチェッロを抜いてマイケルに迫る。さすがだ。

上位三台は互いにファステストラップを出しながらライコネンを引き離す。しかしモントヤまではいいペースで食いついていっている。そして十四周目、モントヤが最初のピットイン。川井氏曰く、これは二回ストップだろうとのこと。同じ周、ウェバーがスローダウン、リタイア。ジャガーが早くも全滅。新カラーリングも台無しだ。十六周目、パンターノもトラブルでリタイア。トゥルーリがファステストラップを連発して逃げる逃げる。ライコネンとマイケルの間が詰まっているが、抜けないのがここモナコ

十九周目、バトンがピットイン。やはり二回ストップか。琢磨の事故の混乱でどこも作戦変更をしてきたか、もとよりその予定だったのか。二十周目、ライコネンがピットイン。トゥルーリと三番手マイケルのタイム差はおよそ十秒。この間にそれを縮められるか。いきなり十四秒台のファステストラップ、これはさすがマイケルの仕事だ。さらに縮めて十四秒八。そして十四秒六。十四秒四。一周ごとにコンマ二秒づつ速くなっている。こういう時のマイケルは本当に凄い奴だと思う。しかしトゥルーリのラップタイムも決して負けてはいない。二十四周目、トゥルーリがピットイン。、三番手でコース復帰。二十五周目、アロンソもピットイン。マイケルは二十六周目、三番手を守ったままコースに復帰した。あの速さで走られてはバトンも追いつけない。さすがだ。二十八周目の順位。

  1. トゥルーリ
  2. アロンソ
  3. M・シューマッハー
  4. バトン
  5. ライコネン
  6. バリチェッロ
  7. ダ・マッタ
  8. ハイドフェルト
  9. モントヤ
  10. マッサ
  11. R・シューマッハー
  12. パニス
  13. バウムガルトナー

すでに今期最低の台数となっている。二十九周目、ライコネンがピットに戻ってリタイア、マクラーレン全滅。またもノーポイント‥‥

三十九周目、ラルフが二度目のピットイン。ラップタイムがひどく落ち込んでいるが、とりあえず完走すればポイントが拾えるかもしれないということか。

四十二周目、ダレてきたレースにビンタをかますアクシデントが! 二位走行中のアロンソがトンネル内でラルフを抜こうとラインを外し、二年前の琢磨と全く同じ大クラッシュ。再びセーフティカーが導入された。これをみてバトンがいち早くピットイン、トゥルーリもすぐにピットインしてバトンの前の順位を確保する。しかしこれでトップに立ったマイケルは入る様子を見せない。すでに隊列か形成され、マイケルとしてはピットインのタイミングを逸したことになる。せっかくトップに立ったのだが、六連勝は厳しくなったか? それとも、よほど速さに自信があるのか? 残り三十二周が楽しみだ‥‥と思ったその瞬間。テレビに映ったマイケルのノーズがない! これは一体なんなんだ!?

四十六周目、トンネル内でマイケルのF2004がブレーキロック。直後に迫っていたモントヤに追突されてフェンスに激突、ノーズとフロントタイヤを破損した。わけがわからない。これでラルフはトラブルを抱えながらも八番手入賞圏内に入った。四十九周目、レース再開。

五十四周目、ダ・マッタがドライブスルーペナルティ。青旗無視によるものらしい。五十五周目、バリチェッロが二度目のピットイン。なんか気の抜けたフェラーリクルー。五十八周目、パニスも二度目のピットイン。

終盤戦、トゥルーリとバトンの首位争いが熱くなってきた。周回遅れの絡みもあって、ずっと五秒前後を保っていた両者の差が二秒差にまで詰まってきた。残り八周。

  1. トゥルーリ
  2. バトン
  3. バリチェッロ
  4. モントヤ
  5. マッサ
  6. ダ・マッタ
  7. ハイドフェルト
  8. R・シューマッハー
  9. パニス
  10. バウムガルトナー

前にいるトゥルーリエンジンルノー、後ろのバトンはホンダ。どんどん縮まる両者の差。前後は違えど、このシチュエーションは十二年前のアレではないですか。残り四周、差は一秒半。同じ周、ラルフがピットに戻ってリタイア(完走扱い)。ついにトップ二台の差は一秒以内に。あと二周、どっちが勝っても初優勝。ファイナルラップ、もはや我慢比べだ。目の前にはバウムガルトナー、シケインで二台の間に。トゥルーリ、上手い。

優勝ヤーノ・トゥルーリ、二位ジェンソン・バトン。三位には影の薄かったバリチェッロ、四位モントヤ。マッサ、ダ・マッタハイドフェルトパニスまでが入賞。というかチェッカーを受けてノーポイントだったのはバウムガルトナーだけ。トヨタがダブル入賞、ザウバージョーダンもポイント獲得。

まあ、モナコだから何があってもおかしくはないさ。でも、いろいろありすぎた。そんな中でもマクラーレンの駄目さとウィリアムズの地味さだけは相変わらずという感じで、そこだけが残念というか、気に入らない。来週はすぐにヨーロッパGP。なんとなくアロンソに注目してみたい頃でした。

おお、聞きなれたイタリア国歌がチームのためでなくドライバーの為に演奏されている。しかも生演奏。続いて何年ぶりかもわからないフランス国歌「ラ・マルセイエーズ」。ジンときましたよ。素晴らしい。

2004年第6戦 モナコGP決勝結果

順位 ドライバー チーム タイヤ タイム/周回
1 J・トゥルーリ ルノー Mi 1:45'46.601
2 J・バトン BARホンダ Mi +0'00.497
3 R・バリチェッロ フェラーリ BS +1'15.766
4 J・P・モントヤ ウィリアムズBMW Mi +1LAP
5 F・マッサ ザウバーペトロナス BS +1LAP
6 C・ダ・マッタ トヨタ Mi +1LAP
7 N・ハイドフェルト ジョーダンフォード BS +2LAPS
8 O・パニス トヨタ Mi +3LAPS
9 Z・バウムガルトナー ミナルディコスワース BS +6LAPS
10 R・シューマッハー ウィリアムズBMW Mi +8LAPS
R M・シューマッハー フェラーリ BS 45LAPS
R F・アロンソ ルノー Mi 41LAPS
R K・ライコネン マクラーレンメルセデス Mi 27LAPS
R G・ブルーニ ミナルディコスワース BS 15LAPS
R G・パンターノ ジョーダンフォード BS 12LAPS
R M.・ウェバー ジャガーコスワース Mi 11LAPS
R 佐藤琢磨 BARホンダ Mi 2LAPS
R D・クルサード マクラーレンメルセデス Mi 2LAPS
R G・フィジケラ ザウバーペトロナス BS 2LAPS
R C・クリエン ジャガーコスワース Mi 0LAP