大和但馬屋日記

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お登りさん

東京タワーを真横から

東京タワーの第二展望室を真横から見うる、都内唯一のスポットに行つてきた。ここに職場がある人からは何を物好きなと思はれかねないが、登る阿呆に見る阿呆と舒明天皇も言つてゐる。美し国そ 蜻蛉島大和の国は。
といふわけで六本木ヒルズ体験記。

東京シティービュー:52階展望室

とにかく高い。いや入館料の話ぢやなくて。建つてゐる場所がそもそも高台だから、東京タワー第二展望室と同じ標高なれど眺めはこちらの方が良く感じる。これは不思議だ。
気がついたこととして、コイン投入式の望遠鏡が設けられてゐなかつた。今時時代遅れなのか、と思つたが同行したうにゅにゅ(仮)氏によると「隣の居住棟とか周辺の高層マンションに配慮したのではないか」とのこと。なるほどー。
昨年東京タワーに登つた時よりも自分の土地鑑が増してるんで、えらく楽しめた。

世界都市展

もちろんこちらが本当の目的。会期終了が迫つて、あはてて行つたといふのが本当のところだ。予備知識として「東京の模型があるんやてー」程度の認識しかなかつたわけではあるが。

The City of London/Canary Wharf

年代別にビルを色分けした旧市街の模型と、ミレニアムドームが目を引くカナリーワーフの模型
この時点では「よく作つてるねー、面白いねー」くらゐにしか思はなかつた。ドームの形状はこないだ読んだ本のおかげで非常に面白く見られた。

Paris

パリの新街区ラ・デファンスと凱旋門コンコルド広場・ルーブル宮との位置関係だけを示した模型。この見せ方にグッと引込まれる。

Frankfurt

フランクフルトのタワー開発構想。ボウリングのピンみたい。PinMe〜n。

Berlin

ポツダム広場再開発。模型のスケールが大きくて、建築一つひとつの面白さを充分見せてくれる。ダイムラー・シティとかは有明的だが、有明の様に無機質ではない。この一帯はさながら博覧会場だ。単なる高層化とも違ふ。

夜間飛行:都市化する世界

一休み。都市人口を3D棒グラフ化し、世界地図上の夜景に見立てて、世界各地から東京へ至るフライスルー映像。澤井さんが見たら何て言ふかな。面白い。世界人口がアジアに集まつてゐるのがよく分る。

Chicago

単なる高層化の典型例か。テクスチャ貼り忘れたラジオシティレンダ画像、ではない。アメリカぽさは良く出てゐるのではないか。

New York

プレ・クライマックス。この精度で、セントラルパークからダウンタウンまでの全域が作り込まれてゐる。グラウンド・ゼロには透明の二つの箱が立つてゐる。そのスケール感に息を飲む。それにしてもニューヨークの土地鑑がないことを悔やむ。ロックフェラーセンターエンパイアステートビルWTCの意外に遠い距離感などに驚くばかりで。

Shanghai

ザ・再開発。ある意味、六本木ヒルズに最も近い思想を街全体に敷衍した様な感じ。

そしてTokyo

本当のクライマックスがやつて来た。見よ、この圧倒的なスケール感を
といふところで明日に続くのである。