大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

スポークその後

前回の大騒ぎの後、しばらくは機嫌よう走つてゐた03GAのスポークがまた緩んでしまつた。昨夜、一時間半かけて再調整したのだが、いざタイヤを填めて空気を入れてみるとまだ緩い。をかしいな、振れ取り台上ではしつかりテンションをかけたのにな。
で、今日乗つてる間にやつと気がついた。ホイールの直径が26インチ、幅が1インチとして、リムの外周の表面積はざつと200平方センチメートル強だ。ここに8kg/cm^2の空気圧がかかるといふことは、なんと1.6トン以上もの圧力がリムの外周にかかつてゐることになる。本当か? 書いてて信じられないのだが、計算間違へてないよな?
やはり間違へてる。26×3.14×2.54×2.54≒526cm^2,4.2トンもの圧力が掛かるぢやないか。ホンマかいな。google:(26*2.54)*3.14*2.54*8
ともかくそんな大きな力で全体が外側からギュッと圧縮されてゐるのだから、内側から引張つてゐるつもりのスポークのテンションも当然緩むわけだ。
幅2インチのブロックタイャなら内圧も4.5kg/平方糎くらゐなので、それに合せてスポークを組んでしまふと高圧のスリックタイヤに換へた時に不都合が出るといふことになる。この考へが正しいなら、もつとスポークを強く張る必要があるわけだが、さてどうだらう。たぶんこんなの常識なんだらうな。タイヤとチューブだけ換へてお手軽カスタマイズなどと喜んでゐたのは間違ひだつたといふことか。
それにしても、ショップに預けた時は同じタイヤを履いてたわけだから、それに合せてくれてもよささうなものだとは思ふけどね。センターが出てなかつたこともあるし。
やはりテンションメーターは必要かな。高価なのでおいそれと手は出せないんだけど。ていふか,自転車の各部にかかる力の流れをきちんと勉強しておかう。工学方面にはとんと疎いので,かういふ時に困る。