テレビでもネットでもしきりに「ブリヂストン勢」「ミシュラン勢」といふ分け方をするが、これつてどこまで意味のある分け方なのか考へてみた。
さて、第9戦までの両タイヤの獲得ポイントはこの通り。
- Mi 223pts.
- BS 128pts.
これだけ見たら「ブリヂストン、危ふし」だな。では内訳をコンストラクターランキングで見てみよう。
- フェラーリ(BS)95pts.
- ウィリアムズ(Mi)82pts.
- マクラーレン(Mi)76pts.
- ルノー(Mi)52pts.
- BAR(BS)13pts.
- ジョーダン(BS)11pts.
- ザウバー(BS)9pts.
- ジャガー(Mi)9pts.
- トヨタ(Mi)4pts.
- ミナルディ(BS)0pts.
これを上位4強とそれ以外の2クラスに分けて見るとあら不思議。それぞれのクラスで上位にゐるのはBS勢ではないですか。ミナルディはおいといてな。
何となく今の「印象」とは逆の結果になつてゐるが、その理由としては
等が挙げられる。ていふか、今とにかくミシュラン勢に華があるのは確かだけれど、そのまま結果に繋がるわけではないとは言へるよな。
タイヤで今言へるのは「路面温度が高ければミシュラン、濡れたらBSが有利」といふ当り前のことと、あとはミシュランの上位チームがミシュランによく合ふクルマに仕上げてきたな、といふことくらゐか。4強以外はタイヤ云云以前の問題。
しかし、フェラーリvsウィリアムズの優勝争ひとなるとこれはもう如実にタイヤ戦争と言へるのも事実であり、まあ、その、なんだ。色色と奥が深いことだな、と。