大和但馬屋日記

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黒い稲妻

モデル・カーズ5月号を、表紙だけで買つてしまつた。高いのに。それといふのもJPSロータス特集。表紙がいきなりフルスクラッチ*1の75年型ロータス77。「元祖走る矢印」とでも言ふベき特異なスタイルが美しい。*2
フロントのサスペンションアームにドカンと鎮座するブレーキは、恐らくF1史上最も剥き出しになつたブレーキだらうが、チャップマンが一体何を考へてこんなことをしたのかは理解できない。唯一つ言へることは、「カッチョいい」それだけだ。
あとは定番のロータス78、79がページを飾る。F1が最も危険な香りを放ってゐた70年代、ピーターソンやラウダやヴィルヌーヴアンドレッティがゐた時代。ロータスのマシンは、その中でも異彩を放ち続けてゐる。何度見ても見飽きないなあ。

*1:既製の組立キットを用ゐず一から手作りしたモデル

*2:二代目矢印は当然'83年のブラバムBT52だな