大和但馬屋日記

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カートオフ終了

数日前より「火曜日だけは雨が降る、絶対降る」といふ情容赦のない予報があつたものの、カートオフを敢行。日頃の行ひが良かつたのだらう、地面は濡れたままだが日中は天気が持ち堪へてくれた。
参加者は私の他にcando(id:cando)さん、椎名町の雄犬さん、MakoXさん、tetsu(id:rushtetsu)さん。うにゅにゅ(仮)さんは残念ながら病欠。
路面の状況はハーフウェットとへビーウェットの中間くらゐ。乾いた部分もないが水溜りもない。ここをスリックタイヤで走るわけだ。
こわごわとコースイン。タイヤのグリップ具合を確かめながら一周、二周目から少しづつ踏み込んでいく。前に進めないほど滑るわけではないが、ドライなら踏んばれるはずの高速コーナーでどんどん外に膨んでしまふ。荒いブレーキングで簡単にテールが流れ出す。しかし、ドライならここでタイヤのグリップが勝つてスピンになるところだが、滑りやすいおかげでカウンターステアが面白いやうに決まる。この時点で、去年までのオレだつたらより丁寧なグリップ走行を心掛けたところだらう。恐らくcandoさんなどはさうしてゐた。
ところが、オレの目に見えるラインはすでに別物だつた。この挙動はまさに、「いつものゲーム」の新しいコースを攻めてゐるのと同じ感覚だつたのだ。以後、バトルギアモードに突入。コーナーの入り口で早めに向きを変へ、クリップをコーナー奥に取つて四輪を滑らせながら立ち上がる。た、楽しい。リアルでドリフト走行なんて初めてだよ。ゲームで覚えたテクニックがそのまま通用するとは思はなかつた。今時のゲームはすごい。
路面が乾くに従つてラップタイムもそれなりに向上。しかし、やはり手と腕の疲労はシャレにならない。だんだんハンドルを握つてゐられなくなり、スポーク部分に親指を引つかけて無理矢理操作。それでも何とかなるもんだ。
最後の摸疑レースではPPからスタートするも、やはり多少運まかせなドリフト走行では安定感に欠き、1コーナーのインに刺さる。最後尾から追ひ上げてもラップ遅れの3位が精一杯。どうもレースには弱い。
ドライのコースも攻めこんでみたいけど、今回のウェット路面は思はぬ拾ひものだつた。
またやりませう。