大和但馬屋日記

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地獄のセッティング地獄

Forza2」Zの煮詰めの続き。
BクラスはスポーツタイヤにしてエンジンをNAのままチューン。この程度のパワーレンジならレースタイヤの必要もなく、素直に曲る良い仕上りとなつた。舵角を決めればアクセルとブレーキでラインを融通できるし、何といつてもニュルの縁石が全然怖くない。狙つて作つたセッティングとしては上出来ではないかこれは。ああ楽しい。
エキシビジョンで四秒もペナルティ喰つたのに九十二位にランクイン。Bクラスはこれで決りだ。もつと追ひ込むこともできようが、目的はあくまでAクラスの土台だからな。と、ここまでは天国。
続けて、もう一台同じ車を用意してセッティングを丸写しにした上でAクラス用に改造を始める。足回りは文句なしなのだからパワーを上げてみよう。吸排気に点火系に燃調と、一通りアップグレードしてPIを50ばかり上げてみる。走る。
何だこれは。ストレートスピードにして十キロから二十キロ速くなつただけなのに、全然言ふことをきかなくなつた。アクセルに対する反応が厳しくなり、ブレーキが効かなくなり、横Gでサスが底を撞きまくる。エンジン以外弄つてないのに、コーナーでの限界が前より下つてしまつた。何だこれは。馬力が上るとはかういふことなのだな。
とにかくコーナーでの限界を上げなくては話にならない。PIはまだ100ほど余つてゐる。コーナリングとブレーキングの能力の数値を睨みながらパーツ交換。といつてもタイヤをレースにしてボディを軽量化する以外にできることはない。まだ少しPIが余つたのでさらにエンジンを強化。ターボかスーパーチャージャーか迷つたが、排気過給式スーパーチャージャーが低回転時のトルクが厚くなるので気に入つた。これでPI850。
タイヤを換へてグリップは確保したが足が弱くなつた問題はそのまま。対策としてバネとダンパーをさらに固めた。それでもリアに軋みが出るので、スタビをリアだけ少し弱めた(これで合つてるのかな)。走る。
まあ、何とかなつてきた。最初にいきなりPI850で作り始めた時は全く手に負へない物体にしかならなかつたが、それに比べればクルマと呼べる物になつてゐる。しかし、まだどうも怖い。ニュルをミスなく一周できない。ノーミスなら自己ベストのバイパーの記録を軽く破れるスペックである筈なのだが。
目の前をそのバイパーのゴーストがヒラヒラ舞つてゐる。ストレートスピードはこちらの方が遥かに高い。バイパーをAクラスに留めようと思つたらそんなにエンジンを弄れないのだ。なのに、高速コーナーをバイパーは容易くスイスイ駆け抜けやがる。こつちはアクセルを抜かないと怖くて突込めやしない。バイパーのゴーストが少しづつ遠のく。
信じられるか? こつちはレースタイヤを履いてるのに、あつちはノーマルタイヤなんだぜ? バイパーの高速安定性は異常だ。
まあ、ひとつ違ひを挙げるならばバイパーはForzaエアロを装着してゐることだな。Forzaエアロはこのゲームにおけるマジックアイテム。PIは若干下るくせにダウンフォースが強大でコーナリング速度が上る。今回、ZにはForzaウイングを禁じてみた。ダウンフォースに頼らないセッティングとドライビングを身に付けたいからだ。それでどうしてもバイパーに勝てないなら、最後の手段として使つてみる。
しかし、先に走る集中力が切れたので今日はここまで。Bクラスが仕上つただけ良しとしよう。
全くセッティングは地獄だ。