大和但馬屋日記

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紛はしいもの

断末魔/断末摩
「末摩」は急所を意味する梵語「マルマン」の音訳。人間には六十四の末摩があり、これを断ち切られると死ぬとされたので死の瞬間を「断末摩」といふ。所詮音訳なので「断末魔」が間違ひといふわけではないが、「魔」の字に引張られて曖昧な理解のまま広まつてゐるのではないかと思はれる。「魔」は梵語「マーラ(仏道を妨げるもの)」からとつた言葉なので、意味として強ち外れてゐない様に見えてしまふから余計ややこしい。とりあへず断末魔の「魔」は魔物の類を指すといふわけではないことは理解しておきたい*1
團琢磨
工部省の役人として官営三池炭鉱に赴任、同炭鉱が三井に払ひ下げられた際に事務局長に就任し、後に三井財閥の指導者となる。一九三五年血盟團事件にて暗殺される。
團伊玖磨
童謡「ぞうさん」などで広く知られる作曲家。

はい、後ろ二つは関係ありませんね。

*1:もちろんオレ自身が

お客様は泥棒様です

「我々は何年も前からWindowsDRMを実現している」とBallmerは述べ、さらに「iPodのなかにある音楽で1番多いのは、盗まれたものだ」と付け加えた。
(引用略)
しかし、Ballmerはこの戦いで勝利するのは簡単ではないことも認めている。「大半の人々はまだ音楽を盗んでいる。我々は技術を開発できるが、それでも人々が音楽を盗む方法は手段は存在する」

そのiPodに収められた音楽は、主にどこのOSを載せたマシンで盗まれたものですかね、とかなんとか。iPodの普及率とパソコン用OSのシェアの重なりを調べれば(とか言つてオレは調べてないけれど)、自分とこの顧客を泥棒呼ばはりすることになる可能性くらゐは想像がつきさうなものだ。こんな風に自分の客までも見境なく泥棒と見倣す発言を大つぴらにしてしまふあたり、コンテンツビジネスの業界は相当に病んでゐるよな。CCCDも同じ。
流石に恥かしくなつて、バルマーは次の日にこの発言を撤回したさうだ。