大和但馬屋日記

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2004-08-06

[]バトン、来季ウィリアムズへ復帰

驚いた。で、驚きが通り過ぎた後は妙な心配が頭をもたげた。以下は全くの憶測。

BARにとって寝耳に水だったというのは当然のことだと思うが、だとすればウィリアムズと直接交渉していたのはジェンス本人ではなく親父さんだったのではないかな、と。ジェンス自身が天狗になり易い性格でもあり、これに親馬鹿の気のある親父さんが組合わさると、F1デビューの年の後半からルノー移籍後にかけて、自身の評判を落としまくった頃のことを思い出してしまう。そこから今の評判を取り戻すまでには長い時間が必要だったのというのに、「またかよ」という印象がどうしても拭えない。

天狗になり易いってのは必ずしも悪いことではなくて、今のBARで実力を発揮できているのは「チーム全体がナンバーワンの自分をサポートしてくれる」という安心感に依るところが大きいはず。そのチームを足蹴にする形で今回の様な発表があっては、残り数戦のチームからのサポートに影響がないとはとても思えない。

そして、何より移籍先のウィリアムズはいくら古巣とはいっても、天狗になったドライバーに優しいチームでは決してないのだ‥‥

杞憂であればいいんだけどね。

天文学的無知

傾向として29才以下のCGオペレーターさんは

天の北極から太陽系の公転面を見下ろした場合、全ての惑星の公転軌道が反時計回りになるのはCG屋なら常識だと思うが、それが時計回りだったらしい。

という天文学的な常識を知らないことが多いと思う。

NHKで星の逆行といへば数年前の大河ドラマ「葵・徳川三代」のオープニングが未だに忘れられない。当時もネタにしたけれどその頃の日記は圧縮してしまつたのでもう一度何があつたか説明しておかう。
第一話のオープニングにおいて、日光東照宮陽明門の背景の星が北極星を中心に時計回りに周り始めたのでビックリ仰天。西から上つたお日様かっつーの。故あつてその映像表現に敏感であつた当時のうちの社長(故人)がNHKに抗議の電話を入れたら翌週からは正常な向きに修正されたといふ話。
CGオペレータ云々以前に、放映に至るまでにこんな単純なことがチェックできない*1のが今のテレビの世界、ひいては一般的な世の認識なんだなと思つた。もはや天文学的知識ですらないんですが。すでに天才バカボンの歌がギャグとして通用しなくなつてゐるといふことかもしれず。
たぶん、惑星の公転する方向と自転する方向と太陽が上つたり沈んだりするわけと夜空の星が北極星を中心に回つて見えるわけが、ひとつの図式としてイメージできなくなつてゐるのだらう。実際、うちの職場の若い衆もさういふことには全く興味がなささうだし。

*1:そのくせ「キャラに鼻がない様に見える」云々といつた末節のチェックは行き届いてるんだけどね。